Q:CPUに内蔵されているグラフィック性能が高くなっているがCPUの負担は増えているのか?ゲームをしない場合でもグラフィックボードを使ってCPUの負担を下げた方が良いのか?
CPUの性能はCPUのコアによるので、どのGPUが内蔵されているかは関係しません。しかし、同じCPUパッケージで動作するので発熱の影響を受けます。冷却能力に余裕が無い場合、GPU使用率によりCPU全体の温度が高くなってしまうことでCPUの動作クロックが低く制限されてしまうことがあります。オーバークロックをしないのであればCPUと内蔵GPUによる寿命は気にする必要はありません。現在のCPUは寿命に影響するほど発熱が高くなれば動作が制限されて温度が上がりすぎることがないように動作します。
内蔵GPUのデメリットはシステムメモリからビデオメモリを割り当てるためにメモリの空き容量がそのぶん減ってしまうという問題があります。それ以外は一般的には気にする必要はありません。
ゲームをする場合はGPU性能が高くてもゲーム用に最適化されているGeForceやRadeonと異なりIntelドライバの問題が生じてしまうことがあります。CPUコアをオーバークロックで高い性能を維持したい場合に、GPUの発熱や電力変動に引っ張られてしまうことがあります。本格ゲームをしない、CPUは定格で普通に使う、という場合は問題になりません。
Q:アラインソフトだと7以降でも使えるとわかり、ジャンパを抜いてアラインソフトを実行中です。1Tで11時間かかると出ましたが、これでいいのだろうか?
予定時間は進行状況により大きく変わります。準備処理などで止まってるように見える間は終了予定時間がどんどん延びていき、実際の処理が進み始めると急に短くなっていき、また準備処理で長くなりを繰り返すことがあります。
HDDの場合、通常は完全フォーマットやセクタの検査でも数時間かかる場合が多いので、異常があって長いとは限りません。HDDの速度に依存しますが、古いPCなどでHDD本来の性能よりも遅くなる場合もあります。
アライメント調整ではディスクのセクタとファイルの記録位置を合わせます。使用中のディスクの場合、書き込まれているファイルの位置をずらして書き込み直す必要があるのでとても長い時間かかってしまいます。
Q:Windows8.1からWindows10にアップグレードしたら自動再生するはずのDVDを認識しなくなった。
自動再生するはずのDVDを認識しなくなったとのことですが、DVDが再生できないのでしょうか、それともDVDドライブがデバイスマネージャで認識されていないのでしょうか。
DVDの自動再生の設定は、コントールパネルの「規定のプログラム」に「自動再生の設定の変更」があります。
DVDが再生できない場合、著作権保護されたDVDの場合は対応したプレイヤーソフトが必要です。無料のDVD再生コーデックでは対応できないことがあります。Windows10対応のソフトをお使いください。
DVDドライブが認識されない場合、接続するSATAコネクタを変更してみてください。SATAポートが純正+サードパティーで増設されている場合、純正のSATAポートに繋ぐことで解決できる場合があります。また、サードパーティのWindows10対応のSATAドライバをインストールすることで解決できる場合があります。
Q:Windows10のインストールディスクを作成していないのですがリカバリーディスクか回復ドライブの作成のことでしょうか?
リカバリーディスクや回復ドライブは「トラブルが起きたときにシステムドライブを回復させるためのもの」であり、インストール用のディスクとは別です。
Windows10のインストールディスクについては
・Windows 10 を入手する
をご参照ください。
Windows10のクリーンインストールでプロダクトキーを入力する画面がありますが、同じPCでWindows 10 のライセンス認証が完了している場合は、プロダクトキーの入力は不要で、スキップさせて進めます。
Windows7/8/8.1からのWindowsUpdateによるWindows10へのアップグレードではインストールディスクは使われません。直接ダウンロードによりインストールされます。インストールディスクは自分でWindows10をインストールする場合に必要となります。
Q:Windows8から8.1ヘップグレードしてWindows10にアップグレードした。大容量のSSDに入れ替えるにはどうすれば良いのでしょうか。
Windows10にアップグレードしてライセンス認証を行った後であれば、Windows10のインストールディスクからのクリーンインストールが可能です。この場合、アップグレード元のライセンス認証キーで認証することができます。プロダクトキーの入力は不要でスキップして進めます。
クリーンインストールすることで過去のWindowsの無駄なデータが無くなり空き容量が増えることがあります。
アップグレード後、PC に Windows 10 を再インストールすることはできますか。
はい、できます。無償アップグレードを利用して Windows 10 にアップグレードした後、同じデバイスで再インストールやクリーン インストールを実行することができます。同じハードウェアで再び Windows 10 のライセンス認証を行うために、プロダクト キーは必要ありません。独自の Windows 10 インストール メディアを作成する方法について詳しくは、Microsoft ソフトウェア ダウンロード Web サイトをご覧ください。
と書かれています。
新しいSSDはシステムディスクが変わることになるため、ライセンス認証が通らず電話での認証が必要なってしまうことがあります。
同じ環境で容量の大きなSSDに取り替えたいという場合は、新しいSSDを取り付けて古いSSDのクローンを作成する方法があります。新しいSSDにクローンを作成して古いSSDを取り外し、新しいSSDに起動設定することで、SSDを交換する前と同じに使うことができます。この場合もSSDの変更により電話でのライセンス認証が必要になる場合があります。
電話でのライセンス認証ではSSDを新しい物に取り替えたと話せば問題なく認証が通ります。古いSSDのWindowsは削除して使わないことがライセンスの条件(1つのライセンスで使えるWindowsは1つだけ)です。インターネットでのライセンス認証が通らなかった場合に電話での認証手続きが表示されるので画面の案内に従ってください。
クローンの作成はバックアップソフトやパーティションソフトに含まれる機能です。クローン機能がない場合はバックアップを作成して復元先に新しいSSDを指定する場合も同じに作ることができます。
無料のEaseUS Partition Master Freeでもクローンディスクの作成が可能です。手順は「容量の大きい新しいディスクに引っ越す」をご参照ください。
・『EaseUS Partition Master』でCドライブの容量を広げる
Q:スマートフォンでは認証できるのに、Windows 8.1 Proでは「パスワードが違います」と表示されてしまう。
パスワードのエラーですので、パスワードが同じに入力しているつもりでも文字列が一致していない可能性があります。
Microsoft アカウントに設定されているメールアドレスとパスワードの組み合わせが正しいことを確認します。
スマートフォンとPCで、入力したメールアドレスとパスワードの文字列が一致していることを確認します。
どちらもメモ帳などでパスワードを入力し、それをコピーしてパスワード欄に貼り付けます。
スマートフォンで入力したパスワードとPCで入力したパスワードが同じ文字列であることを確認して、パスワードの文字列をコピーして貼り付けた場合でもPCでは認証できないというのはおかしな状況になってしまっています。
Microsoft アカウント の 「よくある質問」をご確認ください。
Q:
Driver Booster2.4Freeを使ってドライバを更新するとブルースクリーンエラーになってしまう。
問題のドライバ「xeon(R)processor E3-1200 v2/3rd Gen core processor PCI ExpressRoot Port-0151」
ドライバの自動更新やWindowsの最適化ソフトは、トラブルの起きやすいソフトです。
よく分からない状態で一括して自動変更するとトラブルが起きる可能性が高いです。
ドライバの自動更新ソフトの場合、環境に合わないドライバがインストールされる可能性があります。
できるだけ、面倒でも公式サイトから必要なドライバをダウンロードすることをおすすめします。
自動更新ソフトを使用する場合も、闇雲に更新するのではなく、必要なドライバのみ更新することをおすすめします。
「xeon(R)processor E3-1200 v2/3rd Gen core processor PCI ExpressRoot Port-0151」ですが、
Xeon CPU関係のドライバと推測できます。
特定の環境向けのドライバはインストールする必要のないものもあります。それらはWindowsに初めから登録されていても一般的には更新する必要がありません。
推測になりますが、更新したドライバが別のドライバの動作に悪影響を及ぼしてブルースクリーンエラーになってしまっていると考えられます。
それが必要なドライバである場合は、正しくインストールできていない可能性があります。システムに深く関わるドライバの場合は、できるだけクリーンな状態でインストールすることが望ましいです。動作している別のドライバの影響で正しく更新できない場合があります。
正しくインストールするためには、関連しない不要なスタートアップやサービスは停止した状態で起動してお試しください。
新しいドライバは主に新しい機器や新しいOSに対応させるために更新されます。古い機器の場合、新しいドライバの対応外となり、正常に動作しなくなることもあります。
公式サイトでサポートされる機器や注意事項を確認しながらダウンロードしてインストールすることをおすすめします。Windowsの動作に影響のある重要なドライバの場合、WindowsUpdateで新しいドライバが提供される場合もあります。
Q:Windows8.1でアイコンが白くなりSSDも遅くなった。IconCache_xx.dbが使用中のため削除できない。
使用中のキャッシュファイルはセーフモードで起動すると削除できる場合があります。セーフモードは起動中の表示画面(Windowsの起動前)でF8キーを押すとセーフモードに入ることができますが、高速起動で操作できない場合はシステム構成のブート設定で再起動後にセーフモードで起動する設定が可能です。
システム構成は「ファイル名を指定して実行」で[msconfig]と入力するか、コントロールパネルの「管理ツール」で表示することができます。システム構成で変更すると、設定を変えるまでは再起動してもセーフモードで起動します。
SSDが遅くなってしまうというとは、SSDに異常があってファイルが壊れやすくなってる可能性もあります。
削除できなかったようなので追記します。
デスクトップに表示されるアイコンの場合は、[AppData\Local\]の「IconCache.db」を削除して再起動すると直るのですが、デスクトップ上以外のアイコンなど直らない場合は[AppData\Local\Microsoft\Windows\Explorer\]にある「IconCache_xx.db」を削除することになります。使用中のため削除できないのはこちらのアイコンキャッシュです。
削除できなかったファイルの場所とファイル名をメモします。
システム構成を開き、ブート オプションのセーフ ブートを「代替シェル」のみにして再起動します。
デスクトップが読み込まれないので、アイコンキャッシュファイルも使用中にはならないはずです。
代替シェルでデスクトップが起動せずにコマンドのcmd.exeが起動するので、
cd \Users\%userprofile%\AppData\Local\Microsoft\Windows\Explorer(対象のフォルダーの場所)
と入力して対象のファイルのあるフォルダーに移動します。cdなどコマンドの後は[半角スペース]を入れます。
del iconcache_xx.db(削除したいファイル)
と入力するとコマンドでファイルを削除することができます。消したいファイルが複数ある場合は続けてdelコマンドで消していきます。
msconfig
と入力してシステム構成を開き、ブートオプションのセーフ ブートを解除して再起動します。
再起動するとアイコンキャッシュが新しく作られます。
IconCache.dbをエクスプローラー上で削除してもメモリに読み込み済のデータ(壊れているデータ)でファイルを書き戻してしまうことがあります。この場合もアイコンキャッシュを読み込まないコマンドベースで起動して削除すれば壊れたデータで書き戻される心配は無くなります。
追記 2015/09/22
削除したいキャッシュがどうしても使用中になってしまい削除できない場合、管理者アカウントを別に作成して、そちらでログインして削除したいユーザーのファイルを削除するという方法があります。その場合、コマンドではなくエクスプローラーから目的のユーザーフォルダを開き削除できます。管理者アカウントでないと別のユーザーのファイルは削除できません。目的を果たしたら作成したアカウントは削除して構いません。
コマンドで削除する場合、「%userprofile%」は今ログイン中のユーザーアカウントを示すことに注意が必要です。この部分は目的のユーザーフォルダ名を入力してください。
削除できないアイコンキャッシュがあっても、アイコンの表示が正常に戻っていればそれは削除しなくても良いファイルです。アイコンキャッシュではなく、元のアイコンそのものが破損している場合はキャッシュを削除しても直りません。その場合は、破損する前のバックアップから復元するか、再インストールが必要になります。
アイコンキャッシュは再起動後に読み込まれるとファイル自体は再び作られます。一度削除しても解決できない場合はそのキャッシュ・ファイルが原因では無いということになります。
SSDの故障の場合は他のファイルや動作にも影響がでるので、アイコンキャッシュだけの問題であるなら可能性は低いと考えられます。
Q:DC供給能力や負荷変動に対する電圧レギュレート性能など、一般的に電源装置の試験として網羅されるべき項目が全く欠落している
・【レビュー】PC電源 CoolerMaster
GXII Pro 550Wについて
申し訳ありません。出力される電気信号を正確に測定できる設備を持ち合わせていません。
SAKURA-PCでは安定性を測る電源の試験では無く、どのような目的に合った製品なのか、ケーブルコネクタの構成や所有している他の電源との違いはどのようなところにあるのか、電源が原因で他のパーツが壊れることや煙が出ることがあるが安全回路はどこまでの機能を搭載しているのか、といった一般的な選ぶ基準を重視しています。
電計系統としての安定性試験などは企業サイトや電気系統に強い方にお任せします。
SAKURA-PCではログの記録とUSB出力が可能なWattasup?Pro(米国製)というワットチェッカーを使い、同じ条件で他の電源との電力の違いを検証しております。最大出力容量と80PLUSの違い(ここではどちらもBRONZEですが)により、実消費電力の違いがどのようなものかを表しています。これは構成がシンプルな検証用のPCを使い、同じ条件で測定しておりますので電力効率の違いが見て取れるようにしております。
Q:もっと分かりやすく意味を説明して欲しい
・CPU Core i7-3770Kの消費電力
Watts up?PRO
消費電力を測定する装置の名称です。
アイドルの消費電力
アイドルとは何も実行していない状態を意味します。PCを起動しているだけの状態の消費電力です。
FF14 Low
旧ファイナルファンタジー14のベンチマークをLow設定で、性能を測定しています。ベンチマークとは性能を測定するソフトウェアです。
CINEBENCH CPU
CINEBENCHというベンチマークでCPU性能を測定しています。
3DMARK06 / 3DMARK11 / PCMARK7
これらもベンチマークの名称です。
オーバークロック
標準で決まっている性能よりも性能を高く設定して使う行為です。製品でのオーバークロックモデルは製品の設計で性能を高くしているもので、利用者はそのまま使って問題ありません。自分で設定を変更して使う場合は保証の範囲外となります。
メモリのXMP
メモリの動作設定の記録の種類です。高い設定で動作するメモリはこのデータを使うことでメモリの性能が発揮されます。
CHINEBENCHのスコア
pts(という単位)の数値が大きいほど性能が高いことを表しています。
BIOS
マザーボードがCPUなどの動作設定を行う機能です。
電力比較
Watts(ワット)単位で消費電力を比較しています。
長時間電力制限値などの項目名
SABERTOOTH Z77というマザーボードでは日本語表示ではこのような名称になっています。説明は本文の通りです。
これらの名称はSABERTOOTH Z77というマザーボード固有のもので、マザーボードが異なれば表示される名称が変わることがあります。
その他
主に、製品名などの固有名称です。