Q:Windows XP SP3をインストールしたら無線LANが繋がらない障害がでました
ServicePack(SP)ではWindowsのシステムの一部が変更されます(主にWindows自身の不具合の修正)。これによって、それまでのアプリケーション(ソフトウェア)や周辺機器で不具合が発生することがあります。必ず、アプリケーションや周辺機器のメーカーサイトでSP3への対応をご確認ください。対応させるためのアップデートが公開されていることや、古い製品では対応しない(アップデートの公開が行われない)場合があります。
また、Windowsでの特定の設定が初期化され、再設定が必要な場合があります。ServisePackではWindowsの多くの問題が修正されるため、できるだけ導入することをおすすめしますが、どうしても必要なアプリケーションや周辺機器が対応できない場合はSP2を使い続けるのもやむを得ません。
Q:Windows Vista Homeの種類がありすぎて、どれを買ったらよいのか分からない
Windows Vista HomeにはHome BasicとHome Premiumの2種類があります。前者は機能を制限したもので、通常はHome Premiumが選ばれます。PCの性能が低い場合はHome Basicを選びます。SP1はVistaの不具合を修正したもので、お店によってはSP1なしの初期モデルがまだ販売されているかもしれません。
同じHome BasicやHome Premiumでも販売形態により、通常パッケージ/アップグレードパッケージ/DSP版/OEM版があります。パッケージはお店で売られるもので、DSP版は自作PC向けに特定のパーツと一緒に販売されます。OEM版はメーカーがPCを生産するときにインストールされるものです。
アップグレード版はWindows XPからアップグレードする場合に使用できます。XPを使い続けるのなら通常版またはDSP版をお買い求めください。現在、アップグレード版のHomeには特別優待版としてキャンペーン価格で販売されています。
Q:MSIのマザーボードでUSBを使ってBIOSをアップデートしたい。
BIOSのアップデートの詳細な手順はマザーボードによって異なります。アップデートファイルをコピーしたディスクを接続して、アップデートの課程でそのファイルのあるドライブを指定できれば可能です。BIOSアップデートのユーティリティー内部で、接続したUSBドライブを認識できない場合やFDDのAドライブ以外を指定できない場合は不可能となります。詳しい手順はマザーボードのマニュアルをご確認ください。
また、MSIではWindows上から各種アップデートするためのユーティリティー LiveUpdateがありますので、FDDが存在しない環境でも、BIOSのアップデートファイルをハードディスクに保存することで、そこからアップデートすることが可能です。Wndows上でアップデートする場合は、できるだけ起動しているアプリケーションを終了して、不具合無くPCを再起動できる状態にして実行してください。スクリーンセーバーなどもアップデート途中で動作しないように設定を無効にしてください。
PCの不調によりアップデート中に処理が止まるなどすると、BIOSが壊れてしまいPCが起動できなくなります。デュアルBIOSの場合は、予備のBIOSに切り替えることで修復可能な場合がありますので、詳細はマザーボードのマニュアルでご確認ください。
Q:160GBに交換したHDDがMasterDeviceTimingModeを[10010]に書き換えても再起動するとPIOモードになってしまいます。
Windows 2000/XPではアクセスエラーが6回記録されると速度の遅いPIOモードに変わってしまいます。HDDに異常が無くても一時的なアクセスエラー(PCの負荷が高い時など)でもPIOになってしまうので、動作モードを固定するためにレジストリのMasterDeviceTimingModeAllowedを書き換えます。DMA5(UltraATA100)では[10010]で良いのですが、自動設定される[ffffffff]を試してみてください。ドライブがUltraATA100対応でも、ケーブルやBIOSがUltraATA66以下までしか対応していない場合があります。
自動設定されても再起動の度にPIOモードになってしまうのであれば、エラーが頻発していることになるので、ケーブルの接触不良、故障(不良)、チップセットとドライブとの相性による不具合が考えられます。一度、ケーブルを抜いてマスター/スレーブの設定(CDドライブ等がMaster接続になっている場合は、HDDの背面のジャンパピンでSlaveに設定が必要です)も確認して、しっかりと差し込み直してみてください。
ドライブの容量がサポートされていない大きな容量の場合も不具合が生じますので、古いPCの場合は137GB以上のドライブが使用できるかをご確認ください。使用できない場合は、HDDの背面のジャンパピンで少ない容量に設定する必要があります。
Q:バックアップしたCドライブを復元して起動するにはどうしたらよいか?
A:バックアップソフトの起動CDからバックアップソフトを起動して、Cドライブを復元するときにアクティブにしていないドライブからは起動できませんので、復元オプションで「アクティブにする」または「起動用など」を有効にします。詳細はバックアップソフトのマニュアルをご確認ください。
Q:熱暴走が起きる条件下ではPCは使わないのがよい?
A:熱暴走によるトラブルが起きているのでしたら使用できる状態ではありません。暑さに耐えられていないのですから故障を早めることになります。どの程度の室温まで耐えられるかは、PCケースの構造やパーツの発熱量や設計、ファンなどの熱対策により異なります。
Q:ソフトのマニュアルと違っているため参考にならない。
A:このサイトはマニュアルの写しではなく、分かりにくいのを分かり易く紹介しております。Acronis TrueImage10でもバックアップロケーションの扱いなどで躓く人が多く、参考になったと評価をいただいております。もし、内容の一部に問題が生じていることを確認しましたら、詳細を教えていただければ調べて修正いたします。
この件に限らず、アンケートのご意見を参考に内容を書き直すことがあります。問題のある箇所がありましたら、詳しくご記入をお願いいたします。また、応援メッセージなどとても励みになっており、ありがとうございます。
Q:オンボードの2D性能が足りないので2Dが高速なビデオカードを教えて欲しい。
A:それは本当に描画機能(ビデオカード)の性能不足が原因でしょうか?現在2Dであればオンボードであっても性能には問題ありません。CPUの性能不足かメモリの不足が考えられます。特にメモリが不足すると極端に動作が遅くなります。高画質動画については最新の3Dビデオカードには動画再生支援のPureVideo機能などが搭載されいます。これは、CPUの負担を減らして動画再生を支援する機能です。動画目的の場合も、GeForce 8400/Radeon HD2400など現在の3Dビデオカードを導入する意味があります。
関連:メモリ不足を確認する
Q:CL2.3やCL3のメモリを一緒に使うとエラーは起きるのか?
A:CL2やCL3、DDR2-533やDDR2-800など同じ種類の性能の異なるメモリを混在した場合は、遅い方に合わせて動作しますので問題はありません。もしも、問題が発生した場合は、BIOSで遅い方に合わせて手動設定で統一させるとよいでしょう。これとは別に、メーカーなど異なるメモリを複数混在させた場合は相性による不具合が発生しやすいです。
Q:Core2DuoのFSB 1,066MHzでは、メモリにデュアルチャネルのDDR2-533と800に性能の違いがあるのか?
A:FSB 1,066MHzはDDR2-533のデュアルチャネルでの性能ですので、より上位のメモリを使用しても性能は向上しません。 余談になりますが、高性能なメモリは、性能にゆとりがあるため安心感はあると思います。また、将来のFSB引き上げ時に低性能メモリは使えなくなる可能性があります。(その時はDDR3に変わっているかもしれませんが・・・)