Q:Diablo3が快適で動画編集もできるPCのスペックが知りたい
Diablo3は発売前のゲームのため詳細はどうなるか不明ですが、ゲームタイトルに係わらずに目安として、Direct X9のグラフィックではGeForce GTX560TiやRadeon HD6850以上のグラフィックボードで最高画質でもほぼ快適に、X11のテッセレータによる高画質ゲームの場合は最高性能のグラフィックボードでも60FPSに届かない場合が多いので予算で妥協します。
※2012/09/01 発売後の追記: メモリは2GBの空きがあれば問題なく、グラフィック負荷も高くないのでGeForce GTX560TiやRadeon HD6850で十分。解像度や画質設定次第ではもっと低い性能のグラフィックでもプレイ可能です。最低ラインはCPU内蔵のIntel HD4000でも動作可能。CPU性能はデュアルコアの3.0GHzで十分。
ゲームでのCPU性能はCore i7であれば多くの場合十分です。ゲームだけを起動するのであればLGA1155のCore i5の高クロックモデル(標準クロック3GHz以上)でも十分な場合が多いです。
どのゲームでも言えることですが、推奨スペックは設定できる画質設定を最低にした場合に快適に操作できることを表しています。高解像度や高画質設定ではもっと高い性能が必要になる場合が多いです。映像や動作的に似たようなゲームの基準を参考にするのが良いです。素早く判断して行動するアクション性の高いゲームでは40fps以上の性能が必要ですが、そうではないゲームでは30fps程度でも問題はありません。
動画編集の場合、動画変換(出力)をどれだけ早く終わらせたいかで決まります。少しでも早く終わらせたい場合はLGA2011の6コアCPU(Core i7-3900系)、LGA2011システムは高価であるため妥協してLGA1155のCore i7となります。画質をあまり気にしないポータブル用途での出力であればCPU内蔵GPUによる高速変換(Intel SDK)に対応していればCPUの性能はあまり気にせず、LGA1155のZ68/Z77/H67/H77システムにCore i5の組み合わせで高速です。
・最新 Radeon情報
・最新 Geforceの選び方
・Sandy Bridge LGA1155 CPUの選び方
・ハイエンド LGA2011 CPUについて
Q:Windows XPの外付け用に日立のDeskstarのHDS723020BLA642を購入して使用していたところ450GB付近でエラーメッセージが出てMftのエラーが発生しデータが破損しました。
まずはデータをバックアップして無事なデータの破損に備えてください。MFTはパーティションを作成する時しかOSから操作することが通常はないため、それ以外でエラーが発生する場合はハードウェア上のトラブルの可能性が高いです。
ケーブルの接続不良で問題が生じることもあるので、別のケーブルを試すことやコネクタをしっかり挿し直すことをお試しください。地震の影響でコネクタが緩んでいることもあります。
外付けのHDDケースを用いてUSB等に変換している場合、外付けケースとの相性により不具合が生じてしまう場合があります。内蔵で使用した場合に問題が発生しないかをご確認ください。HDDケースの問題である場合は他のHDDケースを使う(できれば異なるメーカーのもの)ことで解決できる場合があります。
日立GSTのHDDですので、日立GSTの診断ツールでHDDが故障していないかを確認します。故障である場合、別のHDDに交換するしか方法がありません。保証期間の場合でもHDDでは交換対応となるのが一般的です。
・日立GST ツールのダウンロード
Drive Fitness TestでHDDの状態の確認と診断が行えます。
User's Guide を一読し、CD image のISOファイルをダウンロードしてCD-R/RWやDVD±R/-RW等にディスクイメージとして書き込み、CD/DVDから起動を行うことで実行することができます。
Q:Windows7 32bitで、記憶域にフォ-マットする表示がなく、 「このビュ-に表示する項目はありません」 と表示された。
・Window7とVista でハードディスクのフォーマット
『コンピュータの管理』の『ディスクの管理』そのものが表示できないのは異常な状態だと思われます。最低でもそのWindowsのシステムドライブが表示されます。このような状況での解決方法は筆者も存じないためMicrosoftのサポートにお問い合わせください。
ビューのみが表示されていて、コンピュータの管理のメニューが表示されない場合はツールバーから『コンソール ツリーの表示/非表示』を押下した状態にしてください。
『コンピュータの管理』はスタートメニューの『コンピューター』を右クリックすると『管理』という項目がありますので、そこからも起動させることができます。中身は同じであるため結果は変わらないと思います。
接続したHDDが認識されていない場合は『デバイスマネージャ』で『ハードウェア変更のスキャン』を実行してみてください。デバイスマネージャもコンピュータの管理から表示することができ、右側のビューを右クリックすると選択することができます。
Q:ゲーム以外での用途でのグラフィックボードによる消費電力の違いの比較が欲しい。
性能はPCMARKを用いることでブラウザなどでの性能は測定できるのですが、PCが1つしかないため負荷の低いときはグラフィックボード以外の動作の影響を強く受けてしまい、現在のところ消費電力の比較が行える環境ではありません。2012年は検証用のPCを用意したいですね。
GeForce GTX560Ti、GT440(比較にGTX460)の性能では、PCMARK7のエンタテインメントの性能を載せています。これは、ビデオの再生やブラウザの表示、ストレージの読み書き、ゲームよりも負荷の低い動作でのDirect Xの性能が測定されています。
・3D対応グラフィックボードの選び方
Q:スマートフォンを選びやすくするために、搭載されるCPU等の分かりやすい比較が欲しい。
日本のスマートフォン事情では、搭載されるパーツ性能で選べるような状況になっていません。
スマートフォンでは通信と一体であり、通信規格とCPUの種類が大きく関係しています。性能と電力面だけで言えばできるだけ新しいものを搭載している新機種ほど良いです。しかし、同じような構成なのに使い勝手は機種ごとに大きく異なっている事があるので、全体のバランス(大きさや待受時間や機能など)で目星を付けて、気になる機種について深く調べていくのが最善だと考えます。例え最新の高性能で低消費電力のCPU等を搭載していても、不安定で使いにくい物ではあっては全体のバランスとして悪く、性能にこだわらない方が良かったとなってしまう可能性があります。
筆者はauで契約しているので、片手で使いやすくバッテリー持ちも良いコンパクトなIS05を選びました。持ちやすさ、バッテリー時間、Android2.2、おサイフケータイ、緊急地震速報、Cメール対応が選ぶポイントになりました。性能を重視しなかったわけではありませんが、性能の低さが原因で操作しにくい等の問題が無く普通に使える性能であれば、性能以外の理由で使いにくい機種を選んでしまうよりも良いと考えます。
・ブログ IS05 Android au
Q:WD20EARSでジャンパを使う場合でも、ダイナミックディスクや拡張パーティションでは問題が生じるのでしょうか?
ジャンパが使えるのは、単一のパーティションで使う場合のみです。拡張パーティションは2つ目以降ですので、まず使えません。
ダイナミックディスクはソフトウェアRAIDで使うと思われますが、ジャンパピンでセクタが自動調整されてしまうため問題が生じることが考えられます。ダイナミックディスクの確認が行える環境ではないため、詳細は把握できておりません。ご了承ください。
ジャンパピンでのご使用は、1台1パーティションでのシンプルな利用を想定したものです。Advanced Format TechnologyはWindows XP下の環境では正式に対応していないため、パーティションの扱いによっては不具合が起こりやすくなっています。
Q:現行のグラフィックボードでファイナルファンタジー11(FF11)を快適に、動作させる事が出来るグラフィクボードは何か無いでしょか?
FF11やRagnarok Onlineは古い時代のシステム設計で、現在のPCに最適な状態ではありません。
FF11の場合はGeForce GTX200以前のグラフィックボードが必要です。Direct X9時代とX10時代ではグラフィックボードの設計が大きく変わっており、X9の設計に依存した作りになっていると、Direct X9の性能も高い最新のグラボでは性能が発揮できない場合があります。FF11のシステムはDierct X8.1が基になっています。X9世代のグラフィックボードでは互換性は大きいですが、X11時代ではほとんど無視されています。
最新のグラボでもDirect X9の動作も考慮して再設計されたGeForce GTX580のように性能が高めのものであれば大丈かもしれません。GTX480はX11の動作を最優先した設計であるため、X9以前のゲームでは性能が低くなってしまいます。GTX460では設計が変わりバランスが良くなりましたが基本性能が高くないため不利です。中古のGeForce GTX260やGTX285が手に入るならばそれが最善です。
本来はオンラインゲームの場合、大型アップデートでシステムを新しく更新していくことが望ましいのですが、システムが時代に合わなくなってプレイヤーが自然減少していくのを待ってサービスが終了するというゲームが多くあります。
Q:SP1を統合したWin7のインストールDiskの作り方があればおしえてください。
Windows7で統合ディスクを作るには7Customizerというツールを用います。.NET Framework 3.5とWindows7のAIKも必要です。詳しい手順はTHE MAD RADEON BROTHERSで日本語解説がされていますのでご参照ください。
Windows XPの時と違ってシステムをアップデートするものではなく、Windows7自体がWindows Vistaのアップデートのようなものです。これまでに公開されてきた修正パッチやセキュリティーパッチを統合したものですので、ややこしいと感じたら、インストールディスクに統合しなくても問題はありません。使用している最新ドライバ等を組み込めると再インストールするときに楽ではあります。
・Windows 7 および Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 (KB976932) のダウンロード
現在稼働中のWindows7に適用する場合はWindows Updateから行えます。現在はまだ自分で選択しないとインストールされませんが、一定期間経過後には重要度の高いパッチと同じく、自動でインストールされるようになります。
Q:東芝テレビレグザでUSB接続してるのですが、ときどき認識不良がおこります。このような場合もWD Alignを実行した方が良いのですか。ちなみに他のHDDではおこりません。
WD Alignは4,096バイトセクターに対応していないシステムで使用する場合に実行する必要があります。WD Alignでパーティションを整えても、特殊な仕組みであるため家電でのご使用には相性による問題が発生しやすいかもしれません。
Q:ナナオ Flexscan SX 高品質モニターのパネルは、Samsung S-PVAだと思われるのですが、それと最近発売されたばかりのSyncMaster F2370HのPVAパネルはどちらが 「目に優しい」のでしょうか。疲れないようなモニターで5万円以内でおすすめのモニターのコーナーがあると嬉しい。
サムスン SyncMaster F2370Hは実機を確認できていないので分かりかねますが、Samsung PVAなので同じ系統のパネルではないでしょうか。ナナオのSXシリーズにはIPSモデルもあります。SXシリーズはパネルではなく(パネルはSシリーズと同じ場合もある)画質の調整機能が優れており、単にそのパネルを使うだけではなく映像の安定した品質が重視されています。
目の負担を強く感じるのならば、直下型方式のバックライトが合わない可能性があります。直下型では液晶の後ろから直接強い光が直進してきます。パネルを通さないと溶接のように鋭い光だそうです。薄型で安い液晶モニターでは反射型が使われており、少ないバックライトを反射させているので直下型よりも優しい光になります。反射型では画質のムラが大きくなるので高画質モニターではあまり使われないようです。また、バックライトにLEDを搭載したものも優しい光だと言われています。S-PVA特有のギラツブについては古いパネルは激しく、新しいものは輝度が強すぎなければ目立ちません。コントラストの大きなVAよりも、画質が劣化してしまいますが低価格のTNパネルの方が目の負担での見やすさは良いかもしれません。
直下型でも輝度を大きく下げられる機種では明るさを調整することでも目の負担を和らげることができますが、感じ方は人それぞれなため実機を確認するしかありません。
低価格モデルはその時期限りのラインアップであることが多く、情報をまとめることは難しいです。メーカーサイトですらまともに情報が記載されていることが少ないですし。SAKURA-PCでナナオの情報が多いのは、ショールームで細かく確認し、メーカーの方に話を聞くこともできるためです。また、自分自身が使っているのもナナオ製(現在はFORIS FX2431TV+FlexScan L665)であるためしっかり紹介することができます。
低価格モニターとしてはアイオーデータを紹介していますが、モニターメーカーではないため作りはモデルごとにバラバラです。映像の見え方(画質や明るさなど)と言うよりも機能と価格で選ぶものです。保証が長いので必要な機能を満たせば画質は気にしないという人におすすめ。液晶パネルメーカーではBenQやLGがありますが、BenQは良い物は高くナナオと比べてあまりメリットが無さそうで、LGは液晶パネルとしては人気ですが液晶モニターとしては曖昧です。そもそも、日本での販売にあまり力を入れていません(パネルのOEM供給がメイン)。機能以外は1つ1つ実機を確認してみないと何とも言えません。