Radeon HD6450は5千円前後で販売されています。
Radeon R7-240 | Radeon HD6450 | Radeon HD5450 | |
シェーダプロセッサー数 | 320 | 160 | 80 |
テクスチャユニット数 | 20 | 8 | 8 |
コアクロック | 最大 780 MHz | 625 - 750 MHz | 650 MHz |
ビデオメモリの種類 | GDDR5 または DDR3 | GDDR5 または DDR3 | DDR3 または DDR2 |
ビデオメモリクロック | 1334 MHz相当(DDR3) 4600 MHz相当(GDDR5) |
3200-3600 MHz相当(GDDR5) 1066-1800 MHz相当(DDR3) |
1600 MHz相当 |
ビデオメモリ 容量 | 1GB または 2GB | 512MB または1GB | 512MB または1GB |
ビデオメモリ バス幅 | 128bit 28.8GB/s(DDR3) 72GB/s(GDDR5) |
64bit 25.6-28.8GB/s(GDDR5) 8.5-12.8GB/s(DDR3) |
64bit |
最大消費電力(TDP) | 30W | 27W | 19W |
サファイアのHD6450 1G DDR3 PCI-E HDMI/DVI-D/VGAはRadeon HD6450の1GB-DDR3搭載モデルです。ロープロファイルブラケットが付属しており、省スペースPCのPC-Eソケットにも接続することができます。
SAPPHIRE HD6450 1G DDR3 PCI-E HDMI/DVI-D/VGA | |
シェーダプロセッサー数 | 160 |
テクスチャユニット数 | 8 |
コアクロック | 625 MHz |
ビデオメモリの種類 | DDR3 |
ビデオメモリクロック | 1334 MHz相当 |
ビデオメモリ 容量 | 1GB |
ビデオメモリ バス幅 | 64bit |
最大消費電力 | 19W |
ファンなしヒートシンクのみ静音モデルです。消費電力が低く発熱が小さいため、PCケースの空気の流れが良ければ問題ありません。過度な熱さではありませんが、空気が動かない密閉ケースの場合は注意が必要です。
薄型、ロープロファイル対応、静音、と扱いやすいグラフィックボードです。
ロープロファイルのブラケットが付属しており、付け替えることで省スペースPCでも使うことができます。
アナログVGA接続が不要の場合はVGAコネクタを外して1段で使うことが可能。
アナログVGAコネクタが必要な場合は2段占有します。
ブラケットの交換にはプラスドライバーと細い六角に対応したソケットが必要です。コネクタの左右に付いてるねじ穴を取り外す必要があります。
Windows7でのPC性能の目安となるスコアです。
0.1程度は測定の誤差で変動する場合があります。
Windows7での実用性を測るベンチマークです。
PCMARK7 v1.4 総合スコア | Radeon HD6450 Core i7-3770K |
HD6450 Core2 Quad Q9650 |
GeForce GT620 Core2 Quad Q9650 |
---|---|---|---|
PCMark Score | 4510 | 3196 | 3173 |
Creativity (クリエイティブ/制作) | 6752 | 4102 | 4057 |
Entertainment (エンターテインメント/再生) | 3089 | 2422 | 2571 |
動画と画像 | Radeon HD6450 Core i7-3770K |
HD6450 Core2 Quad Q9650 |
GeForce GT620 Core2 Quad Q9650 |
---|---|---|---|
Video playback and transcoding / Video playback ビデオの再生 フレームレート |
23.97 fps | 23.98 | 23.98 |
Video playback and transcoding / Video trancoding - downscaling ビデオの変換速度 |
5901.96 kB/s | 2840.43 | 2658.78 |
Video Transcoding - high quality 高画質なビデオの変換速度 |
1691.19 kB/s | 2852.19 | 617.56 |
Image manipulation 画像の操作 ピクセル数 |
22.89 Mpx/s | 11.80 | 11.27 |
Webブラウザ | Radeon HD6450 Core i7-3770K |
HD6450 Core2 Quad Q9650 |
GeForce GT620 Core2 Quad Q9650 |
---|---|---|---|
Web browsing and decrypting / Web browsing Webの表示 ページ数 |
18.05 pages/s | 10.89 | 12.87 |
Web browsing and decrypting / Data decrypting Webの表示 データ量 |
118.46 MB/s | 50.79 | 46.15 |
Web browsing with 2x3 tabs / Web browsing 1 2つのウインドーと3つのタブ表示 その1ページ数 |
16.46 pages/s | 9.30 | 13.07 |
Web browsing with 2x3 tabs / Web browsing 2 その2 ページ数 |
16.60 pages/s | 9.84 | 12.71 |
Web browsing with 3 tabs 3つのタブ表示 ページ数 |
17.66 Pages/s | 11.35 | 14.68 |
基礎グラフィック性能 | Radeon HD6450 Core i7-3770K |
HD6450 Core2 Quad Q9650 |
GeForce GT620 Core2 Quad Q9650 |
---|---|---|---|
Graphics - DirectX 9 | 11.82 fps | 11.78 | 11.81 |
Graphics - DirectX 10 - texture fill | 4.74 fps | 4.74 | 9.11 |
Graphics - DirectX 10 - color fill | 0.53 fps | 0.53 | 0.24 |
Graphics - DirectX 10 - POM | 4.74 fps | 4.64 | 5.23 |
Graphics - DirectX 10 - GPU cloth | 15.13 fps | 15.05 | 10.51 |
Graphics - DirectX 10 - GPU particles | 5.99 fps | 5.96 | 5.33 |
Graphics - DirectX 10 - Perlin noise | 11.43 fps | 11.26 | 12.48 |
PC全体のトータル性能を表すものであるため、同じグラフィックボードを使用しても、システムの違いが大きく影響します。
Radeon HD6450など下位モデルではVideo Codec Engineに対応していないため、CPUでの変換となります。そのため、測定結果に意味が無いため、掲載せずとします。
3DMARK FireStrike はDirect X11世代のグラフィック性能を測ります。
3DMARK FireStrike | Radeon HD6450 Core i7-3770K |
HD6450 Core2 Quad Q9650 |
GeForce GT620 Core2 Quad Q9650 |
---|---|---|---|
(1920x1080) Score | 361 | 357 | 310 |
Graphics Score | 371 | 369 | 315 |
Physics Score | 9941 | 4609 | 4281 |
Extreme(2560x1440) Score | 170 | 169 | 127 |
Graphics Score | 172 | 171 | 120 |
Physics Score | 9974 | 5155 | 5145 |
3DMARK11はDirect X10/11世代のグラフィック性能を測ります。
3DMARK11 | Radeon HD6450 Core i7-3770K |
HD6450 Core2 Quad Q9650 |
GeForce GT620 Core2 Quad Q9650 |
---|---|---|---|
Performance(1280x720) Score | P653 | P642 | P667 |
Graphics Score | 566 | 564 | 597 |
Physics Score | 9440 | 3830 | 3809 |
Combined Score | 531 | 530 | 494 |
Extreme(1920x1080) Score | X169 | X168 | X182 |
Graphics Score | 152 | 151 | 164 |
Physics Score | 9404 | 3768 | 4300 |
Combined Score | 162 | 162 | 169 |
3DMARK06はDirect X9世代のグラフィック性能を測ります。
3DMARK06 | Radeon HD6450 Core i7-3770K |
HD6450 Core2 Quad Q9650 |
GeForce GT620 Core2 Quad Q9650 |
---|---|---|---|
1280x720 Score | 4008 | 3426 | 3933 |
SM2.0 | 1262 | 1136 | 1433 |
HDR/SM3.0 | 1559 | 1316 | 1391 |
CPU | 7120 | 4113 | 4452 |
1920x1080 | 2805 | 2739 | 2393 |
SM2.0 | 954 | 952 | 934 |
HDR/SM3.0 | 999 | 993 | 747 |
CPU | 7164 | 3873 | 4458 |
3Dのキャラクターを描画するシンプルなもので、Direct X9で古い設計のベンチマークです。
5回測定で一番スコアが高い数値を掲載。
ゆめりあ スコア | Radeon HD6450 Core i7-3770K |
HD6450 Core2 Quad Q9650 |
GeForce GT620 Core2 Quad Q9650 |
---|---|---|---|
1024x768 | 18803 | 18605 | 13825 |
1600x1200 | 8722 | 8681 | 6135 |
高性能グラフィックボードではシステムによるスコア差が大きいですが、このクラスではあまり影響していないという結果になっています。
HeavenもDirect Xの3Dグラフィック性能を測定するベンチマークです。3DMARKと異なり、ほぼ純粋なビデオカードの性能を測定します。
ゲーム性能ではなく、純粋にグラフィックボードの描画性能を測るベンチマークです。グラフィックボードの描画性能以外の要素は極力排除されています。
Heaven4.0 | Radeon HD6450 Core i7-3770K |
HD6450 Core2 Quad Q9650 |
GeForce GT620 Core2 Quad Q9650 |
---|---|---|---|
OpenGL (Score) | |||
1920x1080 | 41 | 41 | 49 |
フレームレート AvFps | 1.6 fps | 1.6 | 1.9 |
DX9 (Score) | |||
1280x720 | 147 | 147 | 121 |
1920x1080 | 65 | 65 | 51 |
DX11 Tessellation:Normal (Score) | |||
1280x720 | 124 | 124 | 115 |
GPU性能が低いため、このクラスではシステムの違いによるグラフィックの性能は変動しないようです。
Radeon HD6450の基本性能は、DirectX9もX11もGeForce GT620より上という結果になりました。
CINEBENCHはOpenGLによる描画性能を測定します。 OpenGLに対応したアプリの描画処理速度に影響します。
CINEBENCH R15 フレームレート | Radeon HD6450 Core i7-3770K |
HD6450 Core2 Quad Q9650 |
GeForce GT620 Core2 Quad Q9650 |
---|---|---|---|
13.89 fps | 13.78 | 16.51 |
Heaven4と合わせて、OpenGLによる描画性能はRadeon HD6450よりもGeForce GT620の方が速い結果になっています。ですが、どちらも30fpsに満たないため」、OpenGL用に選ぶようなグラフィックボードではありません。
特定のゲームを想定した性能測定です。
銃を撃ち合うFPSゲームです。高画質なDirect X11.1に対応しています。
こちらも実ゲームを用いていますが、4Gamer.net ハードウェアベンチマークレギュレーション 15.0のセーブデータを用いています。
設定は独自に、低解像度の1280x720とFullHDの1920x1080で、動作優先の低画質設定、中画質設定、最高画質設定で測定しています。画面表示はフルスクリーンです。
Battlefield 4 (AvFPS-MinFPS-MaxFPS) |
Radeon HD6450 Core i7-3770K |
HD6450 Core2 Quad Q9650 |
GeForce GT620 Core2 Quad Q9650 |
---|---|---|---|
1280x720 | |||
映像品質:低 | 17.0 - 15 - 20.5 | 16.6 - 15 - 19 | 15.1-13-18.5 |
映像品質:中 | 14.7 - 13 - 18 | 14.4 - 12.5 - 16 | 13.0-11.5-15 |
1920x1080 | |||
映像品質:低 | 9.4 - 8 - 12 | 9.4 - 8 - 11.5 | 7.9-6-10.5 |
4Gamer.netによると、このセーブデータによるベンチマークでは、Av65fpsでマルチプレイ時にMin40fpsラインとなり、Av90fpsでマルチプレイ時にMin60fpsラインになり快適とのことです。
高画質なDirect X11ゲームは、このクラスのグラフィックボードでは性能が低すぎて動作が厳しいです。表示の一部で処理が間に合わずに消えてしまうことがあります。
新生FF14のキャラクター表示を加えた負荷の目安となるベンチマークです。
スコアが 3,500以上で「快適」、7,000以上で「非常に快適」 となります。
GTX670は最高画質でも十分余裕のある性能になっています。
画面表示はフルスクリーンです。
Battlefield 4 (AvFPS-MinFPS-MaxFPS) |
Radeon HD6450 Core i7-3770K |
HD6450 Core2 Quad Q9650 |
GeForce GT620 Core2 Quad Q9650 |
---|---|---|---|
1280x720 | |||
標準品質(デスクトップPC) | 2541 やや快適 |
2526 やや快適 |
2092 普通 |
最高品質 | 1159 設定変更が必要 |
1148 設定変更が必要 |
850 動作困難 |
1920x1080 | |||
標準品質(デスクトップPC) | 1265 設定変更が必要 |
1254 設定変更が必要 |
959 動作困難 |
最高品質 | 571 動作困難 |
570 動作困難 |
364 動作困難 |
Radeon HD6450は、解像度と画質設定を低くすると、それなりにゲームをプレイすることが可能です。
古い世代の多キャラクターの表示性能を測るベンチマークです。
FF11 スコア | Radeon HD6450 Core i7-3770K |
HD6450 Core2 Quad Q9650 |
GeForce GT620 Core2 Quad Q9650 |
---|---|---|---|
High | 8632-H | 5599-H | 6529-H |
ベンチマークの設計が古く描画解像度も低いため、最新のグラフィックボードではあまり性能差がでません。実際のゲームでは解像度を高くして画質設定も高くすると性能不足になりやすいことに注意が必要です。
スコアの目安
1500以上
デフォルトの設定で普通に動作できる性能。
3000以上
デフォルトの設定でとても快適に動作できる性能。
7000以上
高解像度モードでも快適に動作できる可能性がある性能。
PSO2 キャラクタークリエイト体験版 ver. 2.0 での測定です。
実際のゲームプレイに近い表現となり、スコアはそのままゲームのプレイのしやすさに反映されます。
PSO2 | Radeon HD6450 Core i7-3770K |
HD6450 Core2 Quad Q9650 |
GeForce GT620 Core2 Quad Q9650 |
---|---|---|---|
1280x720 ウインドウモード | |||
簡易描画設定 1 | 17035 | 16755 | 9297 |
簡易描画設定 3 | 1668 | 1580 | 692 |
簡易描画設定 5 | 469 | 472 | 348 |
1920x1080 ウインドウモード | |||
簡易描画設定 1 | 6515 | 6626 | 2945 |
簡易描画設定 3 | 863 | 790 | 208 |
簡易描画設定 5 | 274 | 262 | 131 |
スコアの目安:
5001~ 快適に動作
2001~5000 標準的な動作
~2000 動作が重い
画質設定を最低にしないとゲームを楽しむのは厳しい結果となっています。
レースゲームを使った性能測定です。ゲーム本体にベンチマーク機能があります。
測定はフルスクリーンで行っています。グラフィック設定の変更はプリセット(Medium/Ultra)を選択しています。
Dirt3 Average fps - Min fps | Radeon HD6450 Core i7-3770K |
HD6450 Core2 Quad Q9650 |
GeForce GT620 Core2 Quad Q9650 |
---|---|---|---|
1280x720 MEDIUM | 25.21 - 20.72 | 24.83 - 21.06 | 26.26 - 21.88 |
1280x720 ULTRA | 12.93 - 12.50 | 12.90 - 12.50 | 12.96 - 12.50 |
フレームレートなので30fpsがゲームを楽しめる目安です。レースゲームなので最低fpsが30欲しいところです。
列車シミュレーションによる都市育成のゲームです。
ゲームをプレイするだけなら20fpsあれば操作可能ですが、列車の動きや都市の景色を楽しむなら40fps欲しいところです。また、シミュレーションゲームであるため、画面の解像度が低いと窮屈です。
A列車で行こうVersion2.0 Professionalの発売に合わせてベンチマークもバージョンアップしました。OpeningV2の測定結果です。
A9V2 fps | Radeon HD6450 Core i7-3770K |
HD6450 Core2 Quad Q9650 |
GeForce GT620 Core2 Quad Q9650 |
---|---|---|---|
1280x720 | |||
簡易設定: 低 | 28.3 | 28.0 | 24.8 |
簡易設定: 高 | 6.7 | 6.7 | 8.6 |
1920x1080 | |||
簡易設定: 低 | 15.2 | 15.1 | 11.6 |
簡易設定: 高 | 4.7 | 4.6 | 4.5 |
Radeon HD6450クラスのグラフィックボードでは、低解像度の低画質設定でも最低fpsが低いため操作が厳しいです。
Illusionゲーム(R18)のベンチマークです。ベンチマークソフトはR18ではなく普通です。
R18の3Dゲームの動作目安になります。
リアル彼女 スコア-ランク | Radeon HD6450 Core i7-3770K |
HD6450 Core2 Quad Q9650 |
GeForce GT620 Core2 Quad Q9650 |
---|---|---|---|
1280x720 | |||
ノーマル | 106 S | 57 S | 73 S |
ハイクオリティ | 20 A | 19 B | 13 B |
1600x1200 | |||
ノーマル | 68 S | 56 S | 41 S |
ハイクオリティ | 10 B | 10 B | 5 C |
ランクはA以上で快適な動作です。
ノーマル画質はCPUへの依存度が高いです。低性能なグラフィックボードへの依存が少ないので快適に動作はしますが、画質が悪いと楽しめないゲームです。
一部のベンチマークでは合わせて消費電力も測定しています。
消費電力の測定には1秒毎にログがとれる『Watts up Pro?』を用いています。数値には測定器自身の消費電力に+1.5W程が加わっています。
1秒よりも短い変動は測定のタイミングと合わないと記録されません。そのため、瞬間最大電力は測定よりも大幅に大きい場合があります。予めご了承ください。
最大消費電力 Watt | HD6450 Core2 Quad Q9650 |
GeForce GT620 Core2 Quad Q9650 |
---|---|---|
アイドル時 | 79.3 W | 67.9 W |
Heaven4.0 | 125.6 W | 132.4 W |
CINEBENCH R15 | 111.1 W | |
新生FF14 キャラクター編 | ||
1280x720 標準品質 | 134.0 W | 129.7 |
1280x720 最高品質 | 126.6 W | 132.9 |
ゆめりあ | ||
1024x768 | 113.1 W | |
1600x1200 | 111.4 W |
GT620の消費電力が他のページで公開しいているのと異なる理由は、HD6450の測定に合わせて再測定したものを掲載しているためです。古い測定と新しい測定では若干変わることがあります。
今回、新しいベンチマークを追加するのに、古いSSDの容量が限界であったため変更しました。そのため、SSDの違いによる消費電力の差が若干含まれています。SSDの消費電力は全体の割合に対して微々たるものなので誤差程度とも言えますが。