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ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ
ベンチマークで性能比較

概要

FF14 暁月のフィナーレ ベンチマークを、所有のグラフィックボードで測定した結果をグラフにしました。

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク について

ベンチマークの説明

FF14の「暁月のフィナーレ(ENDWALKER)」が快適に動作できるかを測るベンチマークソフトです。

測定されるスコアはFF14の「暁月のフィナーレ(ENDWALKER)」の動作目安となります。実際のゲーム動作では不特定多数のキャラクターの集中やインターネットの回線状況などの影響を受けて、ベンチマークのスコアは良いのに重くなることがあります。

暁月のフィナーレ ベンチマークでは動作の目安となるスコアが更新されたことで、実際のゲームプレイに近いものとなりました。スコア1万以上はCPUなどPCシステム全体の性能も大きく影響します。

性能の高いグラボを使用してもスコアが非常に快適とならない(最低フレームレートの落ち込みが大きい)場合はCPUとマザーボードの更新も検討しましょう。

SSDは画面表示のスコアには影響しませんが、ID入場やマップ移動など画面の切り替わりに影響します。ベンチマーク実行後の「レポート出力」でローディングタイム(シーンを読み込む速度)を確認することができます。

スコアと動作の目安
15000 以上 非常に快適
11000 ~ 14999 とても快適
8000 ~ 10999 快適
6000 ~ 7999 やや快適
4000 ~ 5999 普通
2000 ~ 3999 設定変更を推奨
1000 ~ 1999 設定変更が必要
1000 未満 動作困難
詳細とダウンロードは公式サイトでご確認ください

スクリーンショット

FF14暁月のフィナーレのスクリーンショット1FF14暁月のフィナーレのスクリーンショット2FF14暁月のフィナーレのスクリーンショット3FF14暁月のフィナーレのスクリーンショット4

ベンチマークをグラフで性能比較

グラフは所有しているグラボでの性能比較です。スコアと平均フレームレートは高いほど高性能となります。

フレームレートはモニターのリフレッシュレートより高い分は表示に現れずに無駄な電力となりますが、実ゲームでは最大フレームレートをモニターに合わせて設定することができます。一般的なモニターのリフレッシュレートは60Hz(60fpsで同期)、表示速度優先(画質が良いのとは別)のゲーミングモニターで144Hzとなっています。

ここでの測定にはCPUにCore i7-4790K(4.0-4.4GHz 4C/8T)を使用しています。高性能なグラボを使用した場合、CPUも高性能なほどスコアの伸びが大きくなります。確認したところ、Core i7-3770K(OC4.0GHz 4C/8T)では1.7万ほどで頭打ちとなりましたが、Core i7-4790K(4.0-4.4GHz 4C/8T)では2万でスコアが頭打ちとなりました。グラボが性能不足となる場合にはCPUの違いによる性能差は小さくなります。

ここで使用しているグラボは主にベンダーのオーバークロックモデルで、リファレンス(標準モデル)よりも動作クロックが高く性能が高くなっています。GeForce GTX1070はエラー回避のためにメモリクロックを-10MHzにして測定していますがリファレンスよりも高い性能となっています。

測定に使用したグラフィックボード

  • MSI N660GTX Twin Frozr 4S OC V2 (GeForce GTX 660)
  • GIGABYTE GV-N670OC-2GD (GeForce GTX 670)
  • MSI GTX960 GAMING2G
  • MSI GeForce GTX 1060 AERO ITX 3G OC
  • MSI GeForce GTX 1070 GAMING Z 8G
  • MSI GeForce RTX 3070 GAMING X TRIO

測定に使用したPC構成

CPU: Core i7-4790K

Motherboard: ASUSTeK Z97A/USB3.1

Memory: DDR3-1866MHz 4GBx2 CMY8GX3M2A1866C9R

Storage: SSD SanDisk SDSSDHII-480G-J25C

OS: Windows10 64bit Professional

モニター接続: DP 3840x2160 60Hz

画面解像度 1920x1080 FHD フルハイビジョン

フルハイビジョンモニターでは、GeForce GTX1060以上で高画質設定でも快適な動作となっています。 快適にプレイするためのグラボの目安はGeForce GTX 1650以上となります。

最新のグラボでは性能の高い順に、
GeForce GTX 1660 > Radeon RX 580 > GTX 1650 Super > RX 570 > GTX 1060-6GB > GTX 1060-3GB > GTX 1650
となっています。

画面解像度 2560x1440 WQHD

WQHDのモニターではGeForce GTX 1070以上の性能で高画質設定でも快適な動作となっています。 快適にプレイするためのグラボの目安はGeForce GTX 1660以上となります。

21:9 ウルトラワイドのUWQHD(3440x1440)ではこれよりも高い性能が必要となりますが、4Kほどの性能は必要なく、WQHDに近いです。ベンチマークでは21:9は両端が表示されない領域となっていますがスコアは16:9よりも低くなっているので数字上は正しい測定になっているのかもしれませんが、横に広がって見える実ゲームと結果が合うのか怪しいのでUWQHDの結果は未公表とします。

最新のグラボでは性能の高い順に、
GeForce RTX 2060 >GeForce GTX 1080 > GTX 1070Ti > GTX 1070 | GTX 1660 Ti > GTX 1660 Super > Radeon RX590 > GTX 1660
となっています。

画面解像度 3840x2160 4K

4KのモニターではGeForce RTX 3070以上の性能で高画質設定でも快適な動作となっています。 快適にプレイするためのグラボの目安はGeForce RTX 2070以上となります。

最新のグラボでは性能の高い順に、
GeForce RTX 3080 > Radeon RX 6800 > RTX 3070 Ti > RTX 3070 > RX 6700 XT > RTX 2080 Ti > RTX 3060 Ti > RTX 2080 > RTX 2070 Super >GTX 1080 Ti > RTX 3060 | RTX 2070 > RTX 2060 Super
となっています。

PC構成による性能の違い

PCの構成

PC1 3770K
CPU
Intel Core i7 3770K OC4.0GHz (4000MHz 4C8T)
Memory
DDR3-1866MHz 8GBx4 (32GB)
Storage
WD BLACK SN750 NVMe SSD (WDS100T3X0C) ※PCIe3.0 x8 変換カード接続
Graphicsbord
MSI GeForce RTX 3070 GAMING X TRIO

CPUが2012年購入の古いPC構成です。4.0GHzの4コア8スレッドのCPUは、現在ではCore i3と同等以下の性能となっています。(中古PCを選ぶ場合、Core i7が最新のCore i3よりも低い性能となることがあるのでご注意ください。)

PC2 5900X
CPU
AMD Ryzen9 5900X BOOST4.8GHz (3700-4900MHz 12C24T)
Memory
DDR4-3200MHz 16GBx2 (32GB)
Storage
WD BLACK SN750 NVMe SSD (WDS100T3X0C) ※マザーボードのM.2ソケットに直接接続
Graphicsbord
MSI GeForce RTX 3070 GAMING X TRIO

2021年購入の新しいPC構成です。FF14はCPUが4.4~4.8GHzあたりで動作しています。FF14を放置しながら(待ち時間などに)別ゲームのプレイも可能な余裕のある性能です。

最大4.8GHzとなっていますが実際には一時的に4.9GHzでることがあります。全コア動作時は標準クロック近くになりますが、12スレッド以下の動作では4.3GHz以上出ました。

FF14ベンチマークの結果

画質設定は最高品質のみ測定しました。

4K(3840x2160)解像度ではグラボの性能が不足しており、どちらもほとんど変わらない性能です。スコア8000以上で平均フレームレートが60fpsを超えているので、どちらも最高品質の画質設定で快適なプレイが可能となっています。

WQHD(2560x1440)やフルHD(1920x1080)解像度では新しいPCでは最低フレームレートも60fpsを超えており、動作が重くならずに非常に快適なプレイが可能です。古いPCでは負荷が高くなるとグラボ以外の要因によってフレームレートの落ち込みが大きくなっています。