目次:PC情報ハードウェアビデオカード
更新:2015/05/13

GeForce GTX 960の性能

概要

GeForce GTX 960 は3万円前後で販売されています。

  GeForce GTX960 GeForce GTX760 GeForce GTX670
CUDAプロセッサーコア数 1024個 1152個 1344個
コアクロック 1127 MHz
(1178 MHz)
980 MHz
(1033MHz)
915 MHz
(980MHz)
ビデオメモリの種類 GDDR5 GDDR5 GDDR5
ビデオメモリクロック 7010 MHz相当 6008 MHz相当 6008 MHz相当
ビデオメモリ 容量 2GB 2GBまたは4GB 2GBまたは4GB
ビデオメモリ バス幅 128bit
112.2GB/s
256bit
192.26GB/s
256bit
192.26GB/s
最大消費電力(TDP) 120W 170W 170W

GeForce GTX960はGTX760の性能アップ版ではなく、電力パフォーマンスが最適化されています。
基本性能は下がりましたがクロックアップで補う形になっています。

GeForce GTX960は高負荷に弱いため、GTX760よりも性能が下がる場面があります。

GTX960とGTX670の比較

動作クロックが大幅に高くなったGeForce GTX960とビデオメモリ周りの性能が高いGeForce GTX670の性能を比較します。

  GeForce GTX960
GTX 960 GAMING 2G
GeForce GTX670
GV-N670OC-2GD
CUDAプロセッサーコア数 1024個 1344個
コアクロック 1190 MHz
(1253 MHz)
980 MHz
(1058MHz)
ビデオメモリの種類 GDDR5 GDDR5
ビデオメモリクロック 7010 MHz相当 6008 MHz相当
ビデオメモリ 容量 2GB 2GBまたは4GB
ビデオメモリ バス幅 128bit
112.2GB/s
256bit
192.3GB/s
電源コネクタ 8pin 8+6pin
GeForce GTX 670の性能
GIGABYTE GV-N670OC-2GD の詳細はこちら

対象製品

MSI GTX 960 GAMING 2G

MSIGV-N670OC-2GDGeForce GTX960のOverClockモデルです。
ベースクロックが1127MHz → 1127 / 1190 / 1241 MHz
ブーストクロックが980MHz → 1078 / 1253 / 1304 MHzに高められています。
OC設定はMSI Gaming Appにより左から サイレント/ゲーミング/OC モードとなっています。
ここでは設定をしなかった場合の標準モードであるゲーミングモードでの性能となります。

GPU-Z GeForce GTX960 GTX 960 GAMING 2G

パッケージ1 MSI GTX 960 GAMING 2Gパッケージ2 MSI GTX 960 GAMING 2G

ファンの幅が広くなり冷却能力が向上しています。温度が低いときはファンの回転が停止した状態で動作します。

8pin-6pin 変換コネクタ MSI GTX 960 GAMING 2G

電源コネクタは8pin 1つですが、8ピンの電源コネクタを持たない電源を使用している場合、標準設定で動作させる場合は付属の変換ケーブルを使い6pinでの接続も可能です。
MSI Afterbuner 等で消費電力が高くなるオーバクロック設定を使う場合は8pinで接続することで、消費電力の増大による不安定を解消できます。

モニター出力コネクタ MSI GTX 960 GAMING 2G

GeForce GTX960は最大4つのモニター接続が可能になっています。
MSI GTX 960 GAMING 2Gでは、4Kモニタ対応のDisplayPort 1.2が3基とHDMI 2.0の1基が用意されています。

側面 MSI GTX 960 GAMING 2GLEDで光るロゴ MSI GTX 960 GAMING 2G

サイドのMSIロゴはLEDにより点灯します。

MSI Gaming Appについて

初心者でも簡単に動作モードを切り換えることのできる専用アプリです。

MSI GAMING APP 1MSI GAMING APP 2
MSI GAMING APP 3MSI GAMING APP 4

MSI GAMING APP 5

MSI GTX 960 GAMING 2Gでは3つのモードを簡単に切り換えて安定して動作することができますが、すべての製品で動作できる安全値であるため、性能の向上にはMSI アフターバーナーを使う方が遙かに高い性能を発揮することができます。

最新のソフトはMSI サポートでダウンロードすることができます。
MSI 安心サポート

MSI アフターバーナーについて

MSI Afterburner OC OC設定の動作クロック

MSI アフターバーナーでは個体差に合わせて自分で安定して動作できる設定を試行錯誤で探す必要があります。MSIゲーミングAPPよりも高い性能を設定することができますが、最悪の場合、製品を故障させてしまう可能性があり保証対象外になることに注意が必要です。

MSI アフターバーナー
当該当の製品以外でも共通して使うことのできるツールです。
オーバークロック以外に動作状況の確認やゲーム画面に表示したい項目をオーバーレイ表示することもできます。

PCMARK7

Windows7での実用性を測るベンチマークです。

PCMARK7 v1.4 総合スコア GeForce GTX960 GTX670
PCMark Score 5404 5510
Creativity (クリエイティブ/制作) 6716 6572
Entertainment (エンターテインメント/再生) 5304 5496
動画と画像 GeForce GTX960 GTX670
Video playback and transcoding / Video playback
ビデオの再生 フレームレート
23.98 fps 23.98
Video playback and transcoding /
Video trancoding - downscaling
ビデオの変換速度
5166.67 kB/s 6347.46
Video Transcoding - high quality
高画質なビデオの変換速度
1660.01 kB/s 1667.46
Image manipulation
画像の操作 ピクセル数
22.86 Mpx/s 22.63
Webブラウザ GeForce GTX960 GTX670
Web browsing and decrypting / Web browsing
Webの表示 ページ数
15.77 pages/s 15.94
Web browsing and decrypting / Data decrypting
Webの表示 データ量
118.25 MB/s 117.50
Web browsing with 2x3 tabs / Web browsing 1
2つのウインドーと3つのタブ表示 その1ページ数
15.08 pages/s 15.23
Web browsing with 3 tabs 16.09 pages/s 16.28
基礎グラフィック性能 GeForce GTX960 GTX670
Graphics - DirectX 9 78.99 fps 84.00
Graphics - DirectX 10 - texture fill 71.24 fps 97.78
Graphics - DirectX 10 - color fill 16.82 fps 13.57
Graphics - DirectX 10 - POM 91.75 fps 84.95
Graphics - DirectX 10 - GPU cloth 77.80 fps 81.42
Graphics - DirectX 10 - GPU particles 104.63 fps 110.44
Graphics - DirectX 10 - Perlin noise 200.00 fps 187.22

動画変換

TMPGEnc Video Mastering Works 5による動画変換です。

ドライバのバージョンによりCUDAエンコードが使えなくなったため、X.264エンコードを使い設定を変更しました。
以前の変換速度との比較の互換性がありません。

AVCHDビデオ(1920x1080 22Mbps)をX.264によるMP4 HDサイズ(1280x720 VBR固定品質:54)にGPU機能を使って変換します。

フィルターありでは、インターレースの解除、映像ノイズの除去、色調補正、を行い変換します。ビデオカメラの動画編集でよく使うフィルター処理です。

動画変換時間
(minute:second)
GeForce
GTX960
GTX670 CPU
Core i7-3770K
HD 1280x720 13:25 13:01 57:59

PCMARK7のビデオの変換速度がGTX960はGTX670よりも低く出ていましたが、TMPGEnc Video Mastering Works 5でも同様の結果になりました。

3DMARK

3DMARK FireStrike はDirect X11世代のグラフィック性能を測ります。

3DMARK FireStrike GeForce
GTX960
GTX670
(1920x1080) Score 6573 6440
Graphics Score 7583 7224
Physics Score 9820 9890
Extreme(2560x1440) Score 3382 3215
Graphics Score 3547 3345
Physics Score 9906 9876

3DMARK11はDirect X10/11世代、3DMARK06はDirect X9世代のグラフィック性能を測ります。

3DMARK11 GeForce
GTX960
GTX670
Performance(1280x720) Score P10080 P9706
Graphics Score 10493 10042
Physics Score 9374 9315
Combined Score 8531 8174
Extreme(1920x1080) Score X3356 X3412
Graphics Score 3071 3131
Physics Score 9379 9248
Combined Score 3733 3739
3DMARK06 GeForce
GTX960
GTX670
1280x720 Score 29116 28360
SM2.0 11084 10899
HDR/SM3.0 15708 14727
CPU 6692 6877
1920x1080 27933 26894
SM2.0 10944 10114
HDR/SM3.0 14220 13813
CPU 6835 6847

Heaven4.0

HeavenもDirect Xの3Dグラフィック性能を測定するベンチマークです。3DMARKと異なり、ほぼ純粋なビデオカードの性能を測定します。

ゲーム性能ではなく、純粋にグラフィックボードの描画性能を測るベンチマークです。グラフィックボードの描画性能以外の要素は極力排除されています。

Heaven4.0 スクリーンショット1Heaven4.0 スクリーンショット1

Heaven4.0 GeForce
GTX960
GTX670
OpenGL (Score)    
1920x1080 1295 1207
DX9 (Score)    
1280x720 3066 2864
1920x1080 1386 1322
1920x1080 8xAA 1144 1126
DX11 Tessellation:Normal (Score)    
1280x720 2844 2759
1920x1080 1421 1454
1920x1080 8xAA 925 1024

低負荷ではGTX960の高いクロックが影響して性能が高くなり、負荷が高くなると基礎性能が低いので落ち込みが大きくなっています。

Full-HD 1920x1080では高負荷での落ち込みは極端な差にはなっていません。GTX960はGTX670よりも消費電力が大幅に低いので、対人FPSゲームでなければGTX670の代わりに使うのも十分アリです。もちろん、GTX660以前のビオカードからの交換では十分な性能アップが見込めます。

ゆめりあ

3Dのキャラクターを描画するシンプルなもので、Direct X9で古い設計のベンチマークです。

ゆめりあ ベンチマークのスクリーンショット

5回測定の平均値です。

ゆめりあ スコア GeForce
GTX960
GTX670
1024x768 173633 172951
1600x1200 109811 120925

ゆめりあベンチマークでも低負荷ではGTX960が高性能、負荷が高くなるとGTX670よりも落ち込みが大きくなっています。

CINEBENCH R15

CINEBENCHはOpenGLによる描画性能を測定します。 OpenGLに対応したアプリの描画処理速度に影響します。

CHINEBENCH R15 スクリーンショット

CINEBENCH R15 フレームレート GeForce
GTX960
GTX670
  105.18 fps 105.92

1fps未満の性能差であり、完全に誤差です。測定の度にこの程度は上下してしまいます。

ゲームベンチマーク

特定のゲームを想定した性能測定です。

Battlefield

Battlefield 4

銃を撃ち合うFPSゲームです。高画質なDirect X11.1に対応しています。

こちらも実ゲームを用いていますが、4Gamer.net ハードウェアベンチマークレギュレーション 15.0のセーブデータを用いています。

設定は独自に、低解像度の1280x720とFullHDの1920x1080で、動作優先の低画質設定、中画質設定、最高画質設定で測定しています。画面表示はフルスクリーンです。

4Gamer.net ベンチマークレギュレーション

Battlefield4 ベンチマーク キャンペーン

Battlefield 4
(AvFPS-MinFPS-MaxFPS)
GeForce
GTX960
GTX670
1280x720 映像品質:低 186.7-157.5-201.0 195.0-177.5-201.0
1280x720 映像品質:中 171.5-143.0-196.5 169.8-140.0-185.0
1280x720 映像品質:高 138.5-113.0-153.5 134.8-125.5-153.5
1280x720 映像品質:最高 93.8-87.0-101.5 95.9-90.0-104.5
1920x1080 映像品質:低 144.1-131.0-157.5 139.5-124.0-158.0
1920x1080 映像品質:中 120.3-111.5-128.0 117.3-109.0-133.0
1920x1080 映像品質:高 87.4-80.0-98.0 87.4-77.5-101.0
1920x1080 映像品質:最高 58.8-39.5-78.5 58.4-54.0-64.0


2015/03/22
GTX670の最高設定のスコアが高設定のものでした。お詫びして訂正いたします。スコアの重大な転記ミスであり、申し訳ありませんでした。また、低/中/最高のスコア表記に高設定を追加しました。

4Gamer.netによると、このセーブデータによるベンチマークでは、Av65fpsでマルチプレイ時にMin40fpsラインとなり、Av90fpsでマルチプレイ時にMin60fpsラインになり快適とのことです。

GTX960ではFull-HD 1920x1080の最高画質での最低フレームレートが落ち込んでいますが、平均フレームレートではGTX670と同等になっています。最高フレームレートはGTX670よりも高いため、急に負荷が高くなると高fpsから低fpsへの差により、一瞬カクツキを感じる現象がGTX670よりも目立ちます。

GTX960は高画質では負荷が高いときの落ち込みが目立つので、滑らかな安定表示には欠けます。
GTX960のFull-HD表示は、ギリギリ最高画質でも楽しめるという際どい設計のようです。

ファイナルファンタジーXIV(FF14)

蒼天のイシュガルド ベンチマーク

新生FF14がDirectX11に対応して画質が向上しました。

ダンジョン、ボス戦、多勢キャラクターの同時移動などゲームで負荷の掛かるシチュエーションを一通り包括しています。

スコアが 3,500以上で「快適」、7,000以上で「非常に快適」 となります。
ロードタイムは読み込みに掛かる秒数となっています。短いほど画面の切り替わりが早くなります。

測定はフルスクリーンで行っています。

FF14 蒼天のイシュガルド ベンチマーク スクリーンショット1 FF14 蒼天のイシュガルド ベンチマーク スクリーンショット2

FF14 蒼天のイシュガルド GeForce
GTX960
GTX670
1920x1080 DX9
標準品質(デスクトップPC)
16782 非常に快適
ロードタイム:14.863s
16525 非常に快適
ロードタイム: 15.241s
1920x1080 DX9
最高品質
9573 非常に快適
ロードタイム: 27.451s
9806 非常に快適
ロードタイム: 28.584s
1920x1080 DX11
標準品質(デスクトップPC)
15357 非常に快適
ロードタイム: 17.648s
15368 非常に快適
ロードタイム: 18.089s
1920x1080 DX11
最高品質
7453 非常に快適
ロードタイム: 19.605s
7331 非常に快適
ロードタイム: 20.229s

GeForce GTX960はDX11のFull-HDで最高画質設定でも「非常に快適」なスコアを確保しました。

新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編

新生FF14のキャラクター表示を加えた負荷の目安となるベンチマークです。

スコアが 3,500以上で「快適」、7,000以上で「非常に快適」 となります。
GTX670は最高画質でも十分余裕のある性能になっています。

画面表示はフルスクリーンです。

新生FF14 ベンチマークキャラクター編 スクリーンショット1新生FF14 ベンチマークキャラクター編 スクリーンショット2

FF14 新生エオルゼア
キャラクター編
GeForce
GTX960
GTX670
1280x720
標準品質(デスクトップPC)
24622 非常に快適 24570 非常に快適
1280x720
最高品質
16161 非常に快適 17328 非常に快適
1920x1080
標準品質(デスクトップPC)
20242 非常に快適 20171 非常に快適
1920x1080
最高品質
10093 非常に快適 11170 非常に快適

DX9世代のオンラインゲームはGTX960でも十分快適な性能です。
高画質設定での落ち込みはありますが、性能が十分高いので落ち込みがあっても問題なく快適。

FINAL FANTASY XI (FF11)

古い世代の多キャラクターの表示性能を測るベンチマークです。

FF11 スコア GeForce
GTX960
GTX670
High 10254-H 11227-H

ベンチマークの設計が古いので、ある程度の性能以上のビデオカードでは差がなくなります。(新しい高性能なビデオカードの性能を生かせない)

PSO2 Version2

PSO2 キャラクタークリエイト体験版 ver. 2.0 での測定です。

実際のゲームプレイに近い表現となり、スコアはそのままゲームのプレイのしやすさに反映されます。

PSO2 V2 スクリーンショット1PSO2 V2 スクリーンショット2

PSO2 V2 GeForce
GTX960
GTX670
1280x720 ウインドウモード    
簡易描画設定 1 459423 460780
簡易描画設定 3 141398 108914
簡易描画設定 5 069196 061003
1920x1080 ウインドウモード    
簡易描画設定 1 457138 414019
簡易描画設定 3 081715 064410
簡易描画設定 5 044140 038057

スコアの目安:
5001~ 快適に動作
2001~5000 標準的な動作
~2000 動作が重い

FF14よりも負荷が低い軽いオンラインゲームなので、GTX960は最高画質設定で快適にプレイ可能。

DQ10 目覚めし五つの種族 オンライン ベンチマーク

ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン ベンチマーク での測定です。

FF14よりも軽い作りになっています。

DQ10 ベンチマークのスクリーンショット1DQ10 ベンチマークのスクリーンショット2

ドラゴンクエストX GeForce
GTX960
GTX670
1280x720 フルスクリーン    
低品質 19452 すごく快適 19973 すごく快適
標準品質 18543 すごく快適 18773 すごく快適
最高品質 18672 すごく快適 18562 すごく快適
1920x1080 フルスクリーン    
低品質 19653 すごく快適 19351 すごく快適
標準品質 18457 すごく快適 18428 すごく快適
最高品質 18196 すごく快適 17815 すごく快適

オンラインゲームの中では軽いゲームです。あまり高くないスペックでも十分に楽しめます。

GRID Autosport

実レースゲームを使った性能測定です。ゲームのオプション設定にベンチマーク機能があります。

GRID Autosport ベンチマーク スクリーンショット1 GRID Autosport ベンチマーク スクリーンショット2

GRID Autosport
(AvFPS-MinFPS-MaxFPS)
GeForce
GTX960
GTX670
1920x1080
Low 2xMSAA
198.23-154.99-264.43 209.14-155.12-265.65
1920x1080
MEDIUM 4xMSAA
172.67-136.25-205.43 174.07-135.18-222.85
1920x1080
ULTRA 8xMSAA
74.65-59.44-98.44 80.55-68.44-99.84

最低fps(MinFPS)が30あれば快適なプレイが可能で、60あれば滑らかな表示で楽しむことができます。

Dirt Rally

実レースゲームを使った性能測定です。ゲームのオプション設定にベンチマーク機能があります。

Dirt Rally ベンチマーク スクリーンショット1 Dirt Rally ベンチマーク スクリーンショット2

Dirt Rally
(AvFPS-MinFPS-MaxFPS)
GeForce
GTX960
GTX670
1920x1080
Low 2xMSAA
164.19-118.76-220.54 156.69-119.19-215.87
1920x1080
MEDIUM 4xMSAA
110.04-90.60-143.69 111.38-88.45-147.54
1920x1080
ULTRA 8xMSAA
45.82-38.38-56.64 48.21-39.79-59.69

Dirt3よりも負荷が高いレースゲームとなっています。

最低fps(MinFPS)が30あれば快適なプレイが可能で、60あれば滑らかな表示で楽しむことができます。

GeForce GTX960は最低38fpsの平均45fpsなので最高画質設定でのプレイも問題なく楽しめます。

Dirt3

実レースゲームを使った性能測定です。ゲームのオプション設定にベンチマーク機能があります。

Dirt3 ベンチマーク

Dirt3
(AvFPS - MinFPS)
GeForce
GTX960
GTX670
1280x720
MEIDUM 4xMSAA
207.22-159.45 fps 208.35-155.28
1280x720
ULTRA 8xMSAA
159.48-132.23 fps 163.02-135.68
1920x1080
MEDIUM 4xMSAA
193.14-136.36 fps 199.64-152.67
1920x1080
ULTRA 8xMSAA
107.37-90.35 fps 111.38-91.30

フレームレートなので30fpsがゲームを楽しめる目安です。レースゲームなので最低fpsが30欲しいところです。

Full-HD 1920x1080表示ではGTX960で十分快適なプレイが可能です。

A列車で行こう9

ARTDINKの列車シミュレーションゲームの最新作、『A列車で行こう9 Version3.0 Premium Edition』のベンチマーク(性能測定)です。

A列車で行こう9 ビュアー」は、ゲーム本体のアップデートに合わせて更新されるので、ゲームをプレイする上での正確な指標になります。

A列車で行こう9 V3 ベンチマーク スクリーンショット1A列車で行こう9 V3 ベンチマーク スクリーンショット2

A9V3 OpeningV3 (AvFPS) GeForce
GTX960
GTX670
1280x720    
簡易設定: 低 157.4 fps 147.9 fps
簡易設定: 高 92.4 fps 84.2 fps
1920x1080    
簡易設定: 低 148.9 fps 138.5 fps
簡易設定: 高 81.6 fps 87.1 fps

ゲームをプレイするだけなら20fpsあれば操作可能ですが、列車の動きや都市の景色を楽しむなら40fps欲しいところです。また、シミュレーションゲームであるため、画面の解像度が低いと窮屈です。

こちらもFullHDの高画質設定が快適に動作します。

リアル彼女

Illusionゲーム(R18)のベンチマークです。ベンチマークソフトはR18ではなく普通です。

R18の3Dゲームの動作目安になります。

リアル彼女 ベンチマーク

リアル彼女 スコア-ランク GeForce
GTX960
GTX670
1280x720 (AvFPS-Rank)    
ノーマル 127 S 126 S
ハイクオリティ 078 S 077 S
1600x1200    
ノーマル 125 S 124 S
ハイクオリティ 074 S 074 S

ランクはA以上で快適な動作です。

高解像度のハイクオリティも快適です。

消費電力比較

一部のベンチマークでは合わせて消費電力も測定しています。

消費電力の測定には1秒毎にログがとれる『Watts up Pro?』を用いています。数値には測定器自身の消費電力に+1.5W程が加わっています。

CPUやビデオカード以外の影響を受けにくいように、シンプルなら構成のサブPCで測定しています。
M/B:GA-X48-DS5
CPU:Intel Core2 Quad Q9650 3.0GHz 4Core4Thread
Memory:DDR2-800MHz 2GBx2
SSD:SSD M4 256GB
OS:Win7 Pro 64bit
BDドライブ

1秒よりも短い変動は測定のタイミングと合わないと記録されません。そのため、瞬間最大電力は測定よりも大幅に大きい場合があります。予めご了承ください。

最大消費電力 (Watts) GeForce
GTX960
GTX670
アイドル時 70.5 79.0
Heaven 4.0 220.5 282.1
新生FF14 1920x1080 最高品質 217.6 276.1

Core i7システムはメインPCでの構成で、負荷以外での消費電力の変動が起こりやすく公平な消費電力の比較が行えないので省略しています。スタートアップやサービスを制限してWindowsの動作はベンチマーク測定用に切り換えているため、性能測定には問題ありません。

まとめ

GeForce GTX960はGTX670に匹敵する性能で、Full-HD(1920x1080)のDX9 オンラインゲームではGTX670と変わらない性能を発揮します。

高画質なDX11ゲームやビデオメモリを多く使う場面では重くなりやすい場面では急に重くなる傾向があります。
FPSや対人系のゲーム以外では問題のない性能です。重くなりやすい場面でより重くなってしまうのでは、これらの用途にはこれで快適とは言えませんね。

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最新 Geforceの選び方
CUDAによる映像処理とPhysXによるゲームにはGeForce シリーズ。
ゲームだけでなく、Photoshopや動画再生と編集と変換でも処理を向上させるビデオカードです。
ゲーム用PCの選び方
リアルタイム処理による高画質ゲーム/本格ゲームでは全体のバランスがとても重要です。

History

2015/05/14
3DMARK06のテーブルがずれていたので修正しました。
2015/05/13
ベンチマークに「FF14 蒼天のイシュガルド」「GRID Autosport」「Dirt Rally」を追加。
 
2015/03/22
A列車で行こうのベンチマークの説明がVersion2.0になっていたのをVersion3.0に修正しました。スコアはVersion3.0にものです。
BF4のスコアに(高)設定を追加しスコアの表記ミスを修正。その他、説明を変更。
 
2015/03/18
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