ビデオカード購入前の最終確認
性能ランクはどれにする?
GeForce 9800GT?GTX285?9500GT?・・・
Radeon HD4870X2?HD4850?HD4670?HD4550?・・・
同じ世代では性能が高いほど消費電力が高くなります。新しい世代では性能が高くなっても消費電力が少なくなることがあります。
最新?それとも安定?
設計が大きく変わった初物は不安定です。安定を望むなら2世代目を待ちましょう。現在はRadeon HD4000シリーズ、GeForce GTx200シリーズともドライバの改良が進み安定しています。
接続の種類はどれ?
AGP 2x?4x?8x? 電圧が異なるAGP3.0専用なものもあります。このクラスは現在はビデオカードの交換よりもPCを交換することを検討してみてください。最新3Dゲームではビデオカード以外で性能不足であり、最新3Dゲーム以外では、低価格PCでもAGP搭載の古いパソコンより快適になることがあります。
PCI-Express x16? 2.0対応は1.1でも使用可能。ただし、高性能モデルでは性能が発揮できないことがあります。
ノートPCでは形状や電力など様々な問題により交換することはできません。
ビデオカードだけで大丈夫?
ビデオカードはあくまでも描画処理の性能に影響します。CPUなどの性能が低いと映像処理以外で遅くなりビデオカードの性能が発揮できません。
ゲームでは、データをハードディスクからメモリに読み出し、位置情報などをCPUが処理し、ビデオカードが映像を作り出しますので性能バランスが大切です。
大きさは大丈夫?
長さが長いとハードディスクなどに干渉して取り付けられないことがあります。特にPCケースがMicro-ATXタイプの場合は注意が必要です。
上位ビデオカードは厚みが2スロット分必要なことがあります。
省スペースPCでは幅が短いロープロファイル(Low Profile)対応でないと取り付けきでないことがあります。
長さと厚みの違いに注意。
LowProfileでは更に幅が半分近くになり、専用のブラケットを使った対応モデルが必要です。
電源は大丈夫?
消費電力の高いビデオカードはPCI-E補助電源コネクタの接続が必要です。電源がこのコネクタを装備していないことがあります。
消費電力がとても高い場合は、6ピン+8ピンの接続が必要になります。CPU補助電源も似ていますが異なるので注意。上位(ハイパフォーマンスモデル)ビデオカードは消費電力がとても高い。
総電力は足りても+12Vの電力が足りないことがあります。
電源は総容量で選び人がいますが、出力が高くなったときに容量の大きな電源が壊れてしまい、容量が大きくなり電源が安定して動作することがあります。必要な容量を満たしていれば、品質が重要になります。
HDDやビデオカードがよく壊れるという場合、電源の質が悪いことが多いですので電源の質にも気をつけてください。独自設計のメーカーPCでは、電源の交換ができない場合があります。 ビデオカードなど拡張カードは簡単に交換できるとはいえ、メーカーPCではPC本体の性能に不満が生じたらPC本体を新しいものに取り替えるのが基本となっています。
冷却は大丈夫?
温度が10度高くなるとアルミ電解コンデンサーの寿命は半分になってしまいます。消費電力の高いビデオカードは発熱も高いですのでPCケースの空調にも十分気を遣う必要があります。個体コンデンサーを使用した製品では発熱の影響が小さくなります。
発熱が低く、ファンの代わりに大型ヒートシンク搭載の静音タイプも、ケース内部の空調が悪いと、ヒートシンクの熱が逃げずに冷却できませんのでお気をつけください。
お店を選ぶ
相性により、一部のゲームやアプリケーションで不具合が生じることがあります。購入時に「相性保証」に加入すると安心です。
ドライバは定期的に確認を
新しいビデオカードほど、ドライバには不具合が多く残っています。最新のドライバが公開されていないかメーカーのホームページの「サポート」や「ダウンロード」で確認しましょう。