ビデオカードとゲーム
ゲームの必要スペックや推奨スペック
必要スペックは満たしていないとまともに動作しません。
推奨スペックはあくまでも目安です。これぐらいの性能があればストレスなくプレイできますが、快適とは限りません。多くの場合、グラフィック設定を低画質の速度重視にした場合に快適に動作します。
綺麗な映像設定で快適に遊ぶには、もっと高い性能が必要になることが多いです。
ゲームとCPU
CPUはIntelのPentium3やPentium4のクロックで記載されていることもありますが、同等の性能以上であればAMD Athlonでも、Intel Core Duoでも構いません。最近のCPUはクロックは下がっても性能が向上しているのでクロックの数値では比較することができませんので注意してください。
基本的に、Core 2 Duo/Core 2 Quad/Core i7/Athlon X2/Phenom/であれば、Direct X10の高画質ゲーム以外では快適に動作します。AtomやCelelonでは性能不足です。PentiumMやPentium-DualCoreではオンラインゲームに多いDirect X8以下のゲームでは問題なく楽しめます。
Direct X10の高画質ゲームには、Core i7/Core 2 Quad/Core 2 Duoの3GHz以上、をおすすめします。
ゲーム目的のビデオカード
必要となるビデオカードの性能は販売終了となった古いビデオカードで記載されていることが多いです。
例えば、GeForce FX5700やRadeon 9600は4世代以上も古いビデオカードです。これはミドルレンジになるので、現在のビデオカードに当てはめると、GeForce 8600やRadeon HD3650に当てはまります。世代交代による性能向上もあるので、性能ではGeForce 8500GT(GeForce 9400GT)やRadeon HD3650(Radeon HD4550)で十分となります。ただし、新しくてもローエンドクラスにしてしまうと、過去のミドルレンジクラスよりも性能が低くなってしまうことや、描画機能が削られてしまい見え方が異なってしまう場合があります。
高画質設定で快適に楽しみたい場合は、多くのゲームが快適に楽しめるGeForce 9600GTがおすすめです。
もちろん、3D描画性能があまり必要ないゲームなら古いビデオカードでも問題ないことも多いです。
DirectX7~9.0のとても古いゲームでは、最新のDirect X10のビデオカードに交換しても性能が向上しないどころか性能が低下してしまう場合があります。これは、Direct X10ではビデオカードの動作の仕組みが大きく変化しているため、古い映像設計では効率が悪くなってしまいます。
オンラインゲームは、同じゲームでもアップデートによる画質向上などにより、快適に動作させるのに必要な性能が高くなることがあります。
今は十分な性能だと思っていても、ビデオカードの性能向上は目まぐるしく、世代交代で旧世代の上位の性能が新世代では下位以下の性能になってしまいます。しかも、世代交代は数ヶ月で行われています。
ゲームのためにビデオカードを交換する場合、GeForceでは*600GTが最低のラインとなります。Radeonでは*650(旧*600XT)が同等の性能です。もちろん、遊びたいゲームが決まっており、それしか遊ぶ予定がないのであれば、そのゲームが快適に動作できるのならもっと性能が低いものでも構いません。
モニターで表示する解像度が高いほど、同じゲームの同じ設定でも高い性能が必要になります。ワイドモニターの広い解像度で楽しみたい場合は、ハイエンドクラス(GeForce *800GTやRadeon *870)のビデオカードがおすすめです。
ノートPCの場合、ビデオカードを交換することは不可能で丸々買い換える必要があるため、ちょっと上のビデオカードを搭載しているのを選ぶのが安心です。最低でも多くのゲームが楽しめるGeForce 9600M搭載が望ましいかと思います。ラグナロクオンラインのような古いゲームではGeForce 9300Mでも可能です。反対に、Direct X10のゲームにはGeForce 9800GTXが望ましいです。
オンラインゲーム
オンラインで重い原因
オンラインゲームではキャラクター数などが不特定となります。そのため、人の多い場所では性能が高くても重くなりやすいと言えます。
重くなる原因はパソコンの性能不足だけではありません。オンラインでは、キャラクターの位置情報や動作をすべての人で動機をとるためにゲームーサバーが多くの処理を行っています。
同じマップ等の接続数が増えると、ゲームサーバーが処理しきれなくなり、パソコンの性能とは関係なく動作が重くなります。この場合は、PCのCPUやビデオカードが十分な高性能でも重くなります。
オンラインゲームでは、キャラクター情報などはゲームサーバーで処理され、表示や音などはクライアント(ゲームを動かすパソコン)で処理されます。
新しい敵キャラやマップなどはパッチという形で追加ダウンロードされ、HDDに保存されます。マップが切り替わるときに、HDDから必要な情報がメモリに呼び出されることになります。
メモリ不足になると、マップの切替などにやたらと時間がかかってしまいます。
サーバーの問題か、パソコンの性能不足が問題なのか見分ける方法は、同じマップで人の少ない場所でも重いか軽いかで見分けることができます。キャラクター等が少ない場所でも重い場合は、サーバーの負荷によるものです。
一度に表示させるキャラクター(人や敵などすべてを含める)の数が多いほど、多くの性能が必要となるため重くなります。しかし、キャラクターが少ない場所では軽くなります。この場合はパソコンの性能不足です。
どこにいても同じように重い場合は、サーバーの処理が間に合わずに遅くなっている可能性があります。ただし、パソコンの性能が著しく足りない場合も、常に重い状態になります。
ゲームで切断されるのは
どんなにPCが高性能でも、ゲームサーバーが混雑していると動作が重くなります。
ゲームプレイ時は通信速度はほとんど使われません。大切なことは速度ではなく安定です。ゲームでは常にキャラクターの位置情報などがサーバーとやりとりされています。この時、通信が不安定で正しくやりとりできないと、サーバーから切断されてしまいます。
ADSLで回線が切断されやすい場合は、光ケーブルやケーブルTVのDSLに回線を変更することをおすすめします。
ゲーム自体はあまり速度を必要としませんが、パッチやクライアントソフトのダウンロードでは通信速度が速いほど快適です。
通常のWeb閲覧などは通信が途切れても、すぐに再接続されれば全く問題になりません。しかし、オンラインゲームは途切れなくリアルタイムでの処理が必要です。
クライアントで通信が不安定なだけでなく、サーバー側の通信が不安定でも切断されてしまうことがあります。イベントなどで同じ場所に人が集中した場合、サーバーの処理がパンクしてサーバーダウンとなってしまうこともあります。サーバーがダウンすると、そのサーバーが行う処理が停止しているため、接続不可能などの現象が起こります。また、ダウンするときに一部のデータが破壊されることもあります。そのような場合は、バックアップデータからデータの復元(巻き戻し)が行われることがあります。
性能不足となる場合
効果が大きいのは、解像度を下げることです。解像度が下がると必要な処理が大幅に少なくなります。モニターの解像度よりも小さくすると、フルスクリーンで表示した場合に小さな映像を引き延ばしての表示になるため、映像が荒くなります。また、解像度が変わっても大きさが変わらないアイコン等は、引き延ばすことで大きく表示されてしまい画面が狭くなります。
次に、見える範囲を狭くするのも効果があります。遠くのキャラクターや背景を表示しないことで映像処理が少なくなります。主にMMOで有効です。
古いビデオカードでは影の表示を無効にするのも効果がありますが、新しいビデオカードでは簡単に影を作れてしまうので、表示の有無による動作の変化はほとんどありません。
ゲーム用のパソコン選び
ゲーム推奨・認定モデルが発売されていますが、それらのパソコンでなければゲームが快適に遊べないわけではありません。
快適に遊べるかどうかは性能次第です。推奨モデルでも、スペックがギリギリの性能しかなければ、人のいない場所では快適でも、人が多い場所ではオモオモかもしれません。
3Dゲームが十分楽しめるノートPCを選ぶなら、G-Tuneがダントツおすすめ。ノートPCでは後からビデオカードなどの交換ができないので、初めから性能の高いものを選んでください。
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