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HDD WD BLUE PC DESKTOP HARD DRIVE 6TB [WD60EZRZ-RT]の性能

概要

ウェスタンデジタルのSATA接続のHDD「WD Blue デスクトップ HDD」の6TBモデル[WD60EZRZ-00GZ5B1]の性能について紹介します。

WD Blue デスクトップ HDD」はASTA 3.0接続の3.5インチの形状で、デスクトップPCのデータ保存用に最適なHDDです。

WD Blue」は性能や寿命よりも低価格で低消費電力を重視した設計になっています。同じ予算でRedやBlackよりも1つ上の容量を購入することができます。

[WD60EZRZ-00GZ5B1]はWD60EZRZのRTモデルです。

WD Blue HDDについて

WD BLUE PC DESKTOP HARD DRIVE の特徴

ウェスタンデジタルのSATA接続のHDD「WD Blue HDD」はSATA3.0(6Gbps)に接続する3.5インチのHDDです。

WD Blue」は低発熱で低価格なのが特徴です。「WD BLUE PC DESKTOP HARD DRIVE」は8時間程度の稼働で搭載ドライブによる振動が少ないデスクトップPCに最適となっています。

動作時間が長い場合は「WD Red」が最適です。

搭載ドライブやファンによる振動が多い場合や、アプリのインストール先やキャッシュフォルダでアクセス頻度が高い場合は「WD Black」をおすすめします。

WD Blue」はダウンロードしたファイルの保存や、アプリで作成したファイルの保存などアクセスの少ない倉庫HDDとして最適です。

WD RED」は3年間の保証、「WD BLACK」は5年間の保証、「WD BLUE」は2年間の保証期間となっています。

現在の「WD Blue」は「WD Green」と統合されて5400rpmで低発熱・低消費電力となっています。旧モデルは7200rpmで発熱と消費電力が大きくなっていますが、プラッタ密度が低いために転送速度は最新モデルの方が性能が高くなっています。

WD HDDの保証期間のRMA申請(同等品との交換)についてはブログに載せていますのでそちらをご確認ください。2018年12月のWD Blue HDDのRMAでも同様でした。

WD BLUE シリーズの基本スペック

共通の仕様
回転数 5400RPM / 7200RPM
ロード/アンロードサイクル 30万
製品保証 2年
モデル毎の仕様
型番 容量 最大転送速度 キャッシュ 回転数
WD60EZAZ 6TB 180MB/s 256MB 5400RPM
WD60EZRZ 6TB 170MB/s 64MB 5400RPM
WD40EZRZ 4TB 175MB/s 64MB 5400RPM
WD30EZRZ 3TB 147MB/s 64MB 5400RPM
WD20EZAZ 2TB 180MB/s 256MB 5400RPM
WD20EZRZ 2TB 147MB/s 64MB 5400RPM
WD10EZRZ 1TB 150MB/s 64MB 5400RPM
WD10EZEX 1TB 150MB/s 64MB 7200RPM
WD5000AZRZ 500MB 150MB/s 64MB 5400RPM
WD5000AZLX 500MB 150MB/s 64MB 7200RPM

 

WD60EZRZ-00GZ5B1の性能

Crystal Disk Mark 6.0.2

読み込み速度 177MB/s

書き込み速度 172MB/s

HDDなのでランダムアクセス性能が低いです。小さな容量で大量のファイルの扱いは苦手。

HD Tune Pro 5.7.0

ディスクの最初 172MB/s

ディスクの最後 82MB/s

等速のディスク回転では、最初が早く最後が遅くなります。

WD60EZRZ-RTはディスク容量1800GBまで150MB/s以上、5200GBまで100MB/s以上の性能があります。

消費電力と温度

気温: 21.5℃

HDD 起動: 14.1W

HDD アイドル 15分後: 3.9W 25.2℃

HDTune Pro 5.70 Benchmark: 7.0W 26.5℃

Crystal Disk Mark 6.0 16GiB 5回: 7.4W 28.1℃

消費電力はHDD未接続時の電力計Watts up? Pro 1.5WとSATAのAC-DCアダプター 1.1Wの消費電力を差し引いています。

起動時の消費電力は検出された最大値です。1秒未満の瞬間値は漏れることがあります。5回測定して一番高い電力を採用しています。

アイドル時の消費電力は起動後何もせずに落ち着いたときの消費電力です。

HDTune Pro と Crystal Disk Mark の消費電力は動作中の最大値です。温度は終了後です。

測定と測定の間は空冷ファンで温度を下げてから測定しています。


※写真はWD40EFRXの時のもの

 

WD (ウェスタンデジタル) HDDの選び方

WD BLUE (青)
基本的なHDDです。ダウンロードしたファイルの保管用に最適。低発熱、低消費電力。2年間保証。起動ディスクに高性能なSSD、データ倉庫にWD Blueの組み合わせが一般的。GREENと統合前は回転数が7200RPMでしたが、現在は5400RPMになっています。転送速度は回転数が下がっても7200RPMの古いモデルよりも高くなっています。
WD GREEN (緑)
性能がWD BLUEに追いついたことでBLUEに統合されました。低発熱、低消費電力、低騒音。頻繁にアイドル状態になるため、ファイルの倉庫用以外の用途で使うと壊れやすいという問題がありました。
WD BLACK (黒)
デスクトップでの性能と信頼性を重視した設計です。高性能、高信頼、高発熱、高消費電力。デスクトップ向けの信頼性設計に、キャッシュアルゴリズムや7200rpmにより高性能を実現しています。現在はHDDとは比較にならない程高性能なSSDが低価格で大容量化したことから流通が少なく先細りのようです。高品質で高性能な「WD BLACK HDD」はアクセス頻度が高く容量が大きいゲームのイストールや開発とクリエイティブの作業用ドライブに最適です。SSD+WD Blueの組み合わせの代わりに、WD Black を1基という使い方も予算優先でアリです。5年間保証。
WD RED (赤)
NASとRAIDに最適化された設計。低発熱、低消費電力。「WD BLUE」よりも信頼性が高いですが、デスクトップ環境では「WD BLACK」の方が高信頼設計となっています。3年間保証。
WD RED PRO (赤)
NASとRAIDに最適化された設計。高信頼、高発熱、高消費電力。「WD RED」よりも多数のHDDの同時稼働や大人数での同時アクセスに強い設計になっています。
WD GOLD (金)
ウェスタンデジタルの技術の結晶を詰め込んだ製品。最高の性能、最高の信頼性、高発熱、高消費電力。「WD BLACK」と「WD RED PRO」の上位モデルで、24時間 高信頼で高性能を必用とするデータセンターに最適
WD PURPLE (紫)
監視カメラの同時録画と同時再生に最適化された設計。最大性能よりも連続した読み書きの安定性を重視した特別なモデルです。24時間監視システムの他、録画用HDDとしても最適。NASでも使用できますがRAID環境には不向きとなっています。NASでの監視システム構築には1台または複数同時アクセスのRAIDではないJBODが推奨されます。
WD AV-GP
旧型のWD GREEN(GreenPower)に近い設計。低発熱、低消費電力、低騒音。オーディオや録画用に最適。録画用HDDとしてはPurpleでも可。 AV-GPでの録画は録画予約で必用な時だけ稼働してほぼ停止する使い方に向いています。

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