Colin McRaeのDirt 2を使用し、グラフィックボードの性能を比較します。
ここでは実際のゲームパッケージを用いて、ゲーム内のBenchmarkを実行しています。そのため、スコアは実ゲームでの動作目安となります。
グラフィックボード以外のシステムの違いでも変わります。他と比較する場合はその点にご注意ください。
Benchmarkは最初のレースを終えないと表示されません。自由に行動ができる状態になってからOPTIONのGRAPHICS設定の一番下に『RUN BENCHMARK TEST』と追加されています。
設定はOPTIONのGRAPHICS設定で『CHOOSE PRESET=ULTRA』を選択しています。使用するグラフィックボードが持つ最高の機能を使用します。Direct X11対応のグラフィックボードではDX11の機能を使い動作します。
RESOLUTION(解像度)やMULTISAMPLING(マルチサンプリング)の設定変更は、一度「ESC」キーで戻らないと変更が有効になりません。
また、一部の設定を変えることでDirect X9でも計測しました。
・CHOOSE PRESET=ULTRA (すべての機能が最高の設定でプリセットされます)
・MULTISAMPLING:OFF または 8xMSAA
[以下DX9用に変更]
・CROWD:HIGH
・WATER:HIGH
・POST PROCESS:MEDIUM
・AMBIENT OCCLUSION:LOW (機能を持たないグラフィックボーでは設定自体が無い)
・CLOTH:LOW
すべてフルスクリーンでの実行です。
・Dirt2 公式サイト:DiRT2. The official game site.
OCはOverClockモデルです。標準モデルよりもクロックが高いことで少し性能が高くなっています。ユーザーが設定を変更して保証がなくなるオーバークロックとは異なります。
ベンチマークでは視点が斜め後ろ固定ですが、ゲームではボンネット表示や運転席表示も可能です。
Radeon HD5870/HD5750とGeForce GTX460のみDirect X11対応。
それ以外のUltraはDX10.1またはDX10での描画になります。
DX09の設定ではマルチサンプリングはOFFのみを計測しています。
Radeon HD4550は性能が低すぎるため、マルチサンプリングを使った計測はしていません。
Radeon HD5750とHD4850は基本性能は同じですが、HD5750はDX11対応でHD4850はDX10.1対応という違いがあります。Ultra設定では必然的にHD5750はHD4850よりも高画質表示になるため平均fpsが低下しています。
GeForce GTX460はテッセレーション処理が重視された設計のため、上位のRadeon HD5870よりもUltraでの性能が高くなっています。
平均40fps以上であれば、Dirt2ゲームを問題なく楽しむことができます。
解像度が小さくなった分処理が速くなりましたが、高解像度と同じ傾向です。
GeForce GT220は最低fpsが落ち込みすぎなければ高画質でも楽しめますが、Ultra未満の設定で画質を低くすれば十分ゲームが楽しめます。
Radeon HD4550はゲームにはとても辛い性能です。