購入したビデオカード(グラフィックボード)の計測した性能や感想をお伝えします。
GeForce GTX460は現在(2010年07月)2万円程度で販売されています。GTX460はDirectX11対応です。
GTX460には256bit 1GB GDDR5搭載モデルと、192bit 768MB GDDR5搭載モデルがあります。VRAM容量だけでなく性能も異なります。
Palit GeForce GTX 460 Sonic (1024MB GDDR5) :新品 メーカー詳細
購入店:ドスパラ 購入価格:23,980円(2010年07月)
PalitのSonicはGPUコアクロックがリファレンスよりも高い700MHzに設定されています。(リファレンスは675MHz)
大きさは初期のGeForce 9600GTやRadeon HD5870よりも大幅に短く取り付けしやすい。
PalitのGeForce GTX460 Sonicは電源コネクタが横にありました。PCI-E 6ピンが2つ。
吸い込み口が大きく、冷却能力は高い。Palitなので品質が心配ですが、見たところ特に問題はない感じです。
気温 30℃、GPU 50~60℃、GPU FAN Speed 57~67%。Radeon HD5870(GPU 60~90℃、FAN Speed 60~100%)よりも大幅に低温で音も静か。Radeon HD5750とは同じくらいか。PCケースはP182SEを使用。
入力コネクタはDVI-I 2基、アナログ D-Sub、デジタル HDMI、2画面出力対応です。
消費電力測定にはWatts up? Proを使用。測定間隔は1秒に設定。
CCC設定は垂直同期(Wait for vertical refresh)を常にオフ(Always Off)。
解像度はスクウェア型モニターで標準的な1280x1024ドットと一般的なワイドモニターの中で一番解像度が高い1920x1200ドットの2種類を測定。解像度は高くなるほど同じ表示を行うのに高い性能が必要になります。解像度の大きなモニターで小さな解像度で表示した場合、ドット・バイ・ドット表示(等倍表示やウインドー表示)では映像が小さくなり、拡大表示(フルスクリーン)では映像が荒くなります。
fpsは60以上でシビアな操作が可能(アクション性の高いゲーム)、30以上でストレスの少ない操作と表示(ゲーム)し、20FPS以下では表示のもたつきが気になる性能となります。アクション性の高いFPSゲームでは最低フレームレートが40fps以上で、MMO等では平均30fps以上が快適に楽しめる目安となります。
ドライババージョン:GeForce 258.96
ベンチマーク | Palit GeForce GTX460 Sonic (1GB GDDR5) |
アイドル 消費電力 | 122W |
3DMARK VANTAGE 1280x1024 Performance | P15196 GPU:12649 CPU:38374 |
3DMARK VANTAGE 1920x1200 Extreme | X6761 GPU:6469 CPU:38963 |
3DMARK06 1280x1024 |
15206 SM2.0:5549 HDR/SM3.0:7441 CPU:4472 |
3DMARK06 1920x1200 |
14923 SM2.0:6064 HDR/SM3.0:6593 CPU:4516 |
Heaven 2.1 1280x1024 DX11 Extreme |
Min 13.9fps Av 29.5fps Score 744 290W |
Heaven
2.1 1280x1024 DX10 |
Min 24.4fps Av 69.6fps Score 1753 300W |
Heaven
2.1 1280x1024 DX9 |
Min 23.1fps Av 64.2fps Score 1616 268W |
Heaven
2.1 1920x1200 DX11 Extreme |
Min 11.7fps Av 22.2fps Score 560 278W |
Heaven
2.1 1920x1200 DX10 |
Min 26.4fps Av 44.1fps Score 1111 289W |
Heaven
2.1 1920x1200 DX9 |
Min 5.8fps Av 35.1fps Score 884 281W |
ゆめりあ 1024x768 | Score 83754 181W |
ゆめりあ 1600x1200 | Score 53824 256W |
FF14 LOW | Score 4349 Loadtime 12084ms 304W |
FF14 HIGH | Score 2550 Loadtime 12099ms 313W |
Crysis Warhead 1280x1024 低負荷 NoAAAF |
Min 14fps Av 37fps Max 45fps |
Crysis Warhead 1280x1024 高負荷 4xAA 16xAF |
Min 13fps Av 32fps Max 39fps |
Crysis Wahead 1920x1080 低負荷 NoAAAF |
Min 14ps Av 26fps Max 31fps |
Crysis Wahead 1920x1080 高負荷 4xAA 16xAF |
Min 13fps Av 23fps Max 27fps |
DiRT2 1280x1024 DX11(ULTRA) NoAA |
Min 66.3fps Av 87.7fps |
DiRT2 1280x1024 DX11(ULTRA) 8xMSAA |
Min 59.4fps Av 73.2fps |
DiRT2 1280x1024 DX9 |
Min 63.6fps Av 79.8fps |
DiRT2 1920x1080 DX11(ULTRA) NoAA |
Min 55.7fps Av 72.6fps |
DiRT2 1920x1080 DX11(ULTRA) 8xMSAA |
Min 46.9fps Av 60.3fps |
DiRT2 1920x1080 DX9 |
Min 61.6fps Av 75.0fps |
バイオハザード5 1280x1024 DX10 ベンチマークB |
Rank A Av 81.3fps 270W |
バイオハザード5 1920x1080 DX10 |
Rank A Av 77.1fps 273W |
The Last Remnant 1280x1024 |
Av 138.45fps |
The Last Remnant 1920x1080 | Av 98.24fps |
ストリートファイター4 1280x1024 |
Rank A Score 19094 Av 206.95fps |
ストリートファイター4 1920x1080 |
Rank A Score 16438 Av 186.94fps |
DevilMayCry4 1280x1024 DX10 |
Rank S Av 146.24(Min) - 243.23(Max) |
DevilMayCry4 1920x1080 DX10 |
Rank S Av 109.48(Min) - 172.87(Max) |
三国志Online 高グラフィック |
3738 戦神(非常に快適) |
大航海時代 1280x1024 カスタム・最高 |
Score 877(Land)-492(Sea)-520(Character) Total 1889 |
モンスターハンターフロンティア オンライン 1280x1024 | Score 13751 |
モンスターハンターフロンティア オンライン 1920x1080 | Score 8944 |
FFXI Bench3 High | Score 8482 |
リアル彼女 1280x1024 ハイクオリティ-ノーマル |
042S - 074S |
リアル彼女 1600x1200 ハイクオリティ-ノーマル |
039S - 077S |
MediaShow Espresso 30分MPEG2 720x480 →PSP H.264 480x272 |
02分09秒 (CPUのみの場合: 04分57秒) |
Radeon HD5870と比較すると価格の割なかなか素晴らしいバランスです。CUDAによる動画変換の速さ、DX11のレーシングゲームDirt2の快適さ、表示キャラクター数の多いMMOベンチマークでのスコアの高さ。久々に、優秀なGeForceが登場したと感じます。それでも、Direct X9はX10よりも性能が低くなっています。
ゲームのベンチマークでは、一般的なスクエア型のモニターの参考に1280x1024を、普及型ワイドモニターの参考に1920x1080を使用。純粋なグラフィックボードの性能測定用ベンチマークでは、他サイトとの比較がしやすいようにワイドはWUXGAの1920x1200を選択。
ゲームのベンチマークでも、ベンチマークと実際のゲームでは動作が異なる場合があります。Crysis WarheadとDirt2ではゲームのパッケージを用いていますので実際のゲームでの性能と同じです。
Crysis WarheadとDiRT2とバイオハザード5の設定は4Gamer.netのベンチマークレギュレーション 9.2に準拠。
FF14ベンチマークでは、ゲームが開発中であるため実際に参考になるかは不明です。グラフィックボードとCPUの両方の性能と、その他のシステムによる影響も大きなベンチマークになっています。そのため、同じグラフィックボードを使用していても結果がそれぞれ大きく異なっています。比較にはグラフィックボード以外の違いにも注視することをおすすめします。
他所有グラフィックボードとの比較用グラフは準備中。CPUを変更したため測定し直しが必要。また、低解像度も1024x768から1280x1024に変更しています。
Radeon HD5870/HD5750とGeForce GTX460の一部の比較グラフをブログ:らいっちのPC奮闘記に載せました。