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更新:2010/07/18

GeForce GTX460 1GBの性能

概要

購入したビデオカード(グラフィックボード)の計測した性能や感想をお伝えします。

GeForce GTX460は現在(2010年07月)2万円程度で販売されています。GTX460はDirectX11対応です。

GTX460には256bit 1GB GDDR5搭載モデルと、192bit 768MB GDDR5搭載モデルがあります。VRAM容量だけでなく性能も異なります。

対象製品

Palit GeForce GTX 460 Sonic (1024MB GDDR5) :新品 メーカー詳細
購入店:ドスパラ 購入価格:23,980円(2010年07月)

PalitのSonicはGPUコアクロックがリファレンスよりも高い700MHzに設定されています。(リファレンスは675MHz)

Palit GTX460 Sonic GPU-Z
GPU-Z Download

特徴

大きさ GeForce 9600GTとGTX460とRadeon HD5750の比較

大きさは初期のGeForce 9600GTやRadeon HD5870よりも大幅に短く取り付けしやすい。

GeForce GTX460 取り付け時

PalitのGeForce GTX460 Sonicは電源コネクタが横にありました。PCI-E 6ピンが2つ。

Palit GeForce GTX460 Sonic 側面

Palit GeForce GTX460 Sonic Palit GeForce GTX460 Sonic 前部

吸い込み口が大きく、冷却能力は高い。Palitなので品質が心配ですが、見たところ特に問題はない感じです。
気温 30℃、GPU 50~60℃、GPU FAN Speed 57~67%。Radeon HD5870(GPU 60~90℃、FAN Speed 60~100%)よりも大幅に低温で音も静か。Radeon HD5750とは同じくらいか。PCケースはP182SEを使用。

入力コネクタはDVI-I 2基、アナログ D-Sub、デジタル HDMI、2画面出力対応です。

Windows 7での性能測定

PC構成

GTX460 SonicのWindows エクスペリエンスインデックス

ベンチマーク 性能測定

消費電力測定にはWatts up? Proを使用。測定間隔は1秒に設定。

Watts up? Pro

CCC設定は垂直同期(Wait for vertical refresh)を常にオフ(Always Off)。

解像度はスクウェア型モニターで標準的な1280x1024ドットと一般的なワイドモニターの中で一番解像度が高い1920x1200ドットの2種類を測定。解像度は高くなるほど同じ表示を行うのに高い性能が必要になります。解像度の大きなモニターで小さな解像度で表示した場合、ドット・バイ・ドット表示(等倍表示やウインドー表示)では映像が小さくなり、拡大表示(フルスクリーン)では映像が荒くなります。

fpsは60以上でシビアな操作が可能(アクション性の高いゲーム)、30以上でストレスの少ない操作と表示(ゲーム)し、20FPS以下では表示のもたつきが気になる性能となります。アクション性の高いFPSゲームでは最低フレームレートが40fps以上で、MMO等では平均30fps以上が快適に楽しめる目安となります。

ドライババージョン:GeForce 258.96

ベンチマーク Palit GeForce GTX460 Sonic (1GB GDDR5)
アイドル 消費電力 122W
3DMARK VANTAGE 1280x1024 Performance P15196
GPU:12649
CPU:38374
3DMARK VANTAGE 1920x1200 Extreme X6761
GPU:6469
CPU:38963
3DMARK06
1280x1024
15206
SM2.0:5549
HDR/SM3.0:7441
CPU:4472
3DMARK06
1920x1200
14923
SM2.0:6064
HDR/SM3.0:6593
CPU:4516
Heaven 2.1
1280x1024
DX11 Extreme
Min 13.9fps
Av 29.5fps
Score 744
290W
Heaven 2.1
1280x1024
DX10
Min 24.4fps
Av 69.6fps
Score 1753
300W
Heaven 2.1
1280x1024
DX9
Min 23.1fps
Av 64.2fps
Score 1616
268W
Heaven 2.1
1920x1200
DX11 Extreme
Min 11.7fps
Av 22.2fps
Score 560
278W
Heaven 2.1
1920x1200
DX10
Min 26.4fps
Av 44.1fps
Score 1111
289W
Heaven 2.1
1920x1200
DX9
Min 5.8fps
Av 35.1fps
Score 884
281W
ゆめりあ 1024x768 Score 83754
181W
ゆめりあ 1600x1200 Score 53824
256W
FF14 LOW Score 4349
Loadtime 12084ms
304W
FF14 HIGH Score 2550
Loadtime 12099ms
313W
Crysis Warhead
1280x1024
低負荷 NoAAAF
Min 14fps
Av 37fps
Max 45fps
Crysis Warhead
1280x1024
高負荷 4xAA 16xAF
Min 13fps
Av 32fps
Max 39fps
Crysis Wahead
1920x1080
低負荷 NoAAAF
Min 14ps
Av 26fps
Max 31fps
Crysis Wahead
1920x1080
高負荷 4xAA 16xAF
Min 13fps
Av 23fps
Max 27fps
DiRT2 1280x1024
DX11(ULTRA) NoAA
Min 66.3fps
Av 87.7fps
DiRT2 1280x1024
DX11(ULTRA) 8xMSAA
Min 59.4fps
Av 73.2fps
DiRT2 1280x1024
DX9
Min 63.6fps
Av 79.8fps
DiRT2 1920x1080
DX11(ULTRA) NoAA
Min 55.7fps
Av 72.6fps
DiRT2 1920x1080
DX11(ULTRA) 8xMSAA
Min 46.9fps
Av 60.3fps
DiRT2 1920x1080
DX9
Min 61.6fps
Av 75.0fps
バイオハザード5
1280x1024 DX10
ベンチマークB
Rank A
Av 81.3fps
270W
バイオハザード5
1920x1080 DX10
Rank A
Av 77.1fps
273W
The Last Remnant
1280x1024
Av 138.45fps
The Last Remnant 1920x1080 Av 98.24fps
ストリートファイター4
1280x1024
Rank A
Score 19094
Av 206.95fps
ストリートファイター4
1920x1080
Rank A
Score 16438
Av 186.94fps
DevilMayCry4
1280x1024 DX10
Rank S
Av 146.24(Min) - 243.23(Max)
DevilMayCry4
1920x1080 DX10
Rank S
Av 109.48(Min) - 172.87(Max)
三国志Online
高グラフィック
3738 戦神(非常に快適)
大航海時代
1280x1024
カスタム・最高
Score 877(Land)-492(Sea)-520(Character)
Total 1889
モンスターハンターフロンティア オンライン 1280x1024 Score 13751
モンスターハンターフロンティア オンライン 1920x1080 Score 8944
FFXI Bench3 High Score 8482
リアル彼女
1280x1024
ハイクオリティ-ノーマル
042S - 074S
リアル彼女
1600x1200
ハイクオリティ-ノーマル
039S - 077S
MediaShow Espresso
30分MPEG2 720x480
→PSP H.264 480x272
02分09秒
(CPUのみの場合: 04分57秒)

Radeon HD5870と比較すると価格の割なかなか素晴らしいバランスです。CUDAによる動画変換の速さ、DX11のレーシングゲームDirt2の快適さ、表示キャラクター数の多いMMOベンチマークでのスコアの高さ。久々に、優秀なGeForceが登場したと感じます。それでも、Direct X9はX10よりも性能が低くなっています。

ゲームのベンチマークでは、一般的なスクエア型のモニターの参考に1280x1024を、普及型ワイドモニターの参考に1920x1080を使用。純粋なグラフィックボードの性能測定用ベンチマークでは、他サイトとの比較がしやすいようにワイドはWUXGAの1920x1200を選択。

ゲームのベンチマークでも、ベンチマークと実際のゲームでは動作が異なる場合があります。Crysis WarheadDirt2ではゲームのパッケージを用いていますので実際のゲームでの性能と同じです。

Crysis WarheadとDiRT2とバイオハザード5の設定は4Gamer.netベンチマークレギュレーション 9.2に準拠。

FF14ベンチマークでは、ゲームが開発中であるため実際に参考になるかは不明です。グラフィックボードとCPUの両方の性能と、その他のシステムによる影響も大きなベンチマークになっています。そのため、同じグラフィックボードを使用していても結果がそれぞれ大きく異なっています。比較にはグラフィックボード以外の違いにも注視することをおすすめします。

他所有グラフィックボードとの比較用グラフは準備中。CPUを変更したため測定し直しが必要。また、低解像度も1024x768から1280x1024に変更しています。

Radeon HD5870/HD5750とGeForce GTX460の一部の比較グラフをブログ:らいっちのPC奮闘記に載せました。

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