ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼアのベンチマークによるビデオカードの性能比較です。
旧来のFF14ベンチマークは実ゲームの動作性能とはあまり関係しないムービー場面でしたが、新生エオルゼア ベンチマーク ワールド編は新生FF14のフィールドでの動作の性能目安になります。
フィールドやダンジョンでの移動シーン、戦闘シーン、キャラクターのアップ等が含まれているのが特徴です。
スコア | 動作目安 |
---|---|
7000以上 | 非常に快適 |
5000以上 | とても快適 |
3500以上 | 快適 |
2500以上 | やや快適 |
2000以上 | 普通 |
1500以上 | 設定変更を推奨 |
1000以上 | 設定変更が必要 |
1000未満 | 動作困難 |
・FF14 新生エオルゼア 公式サイト
・ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク ワールド編
解像度が低解像度の1280x720とFullHDの1920x1080の2種類。
画質設定は標準品質と最高品質の2種類。
画質は気にせず普通に動作できれば良いというものと、高画質も含めて楽しめる性能の目安になるようにしています。
FF14は見た目の異なる複数のキャラクターが同時に表示されるオンラインゲームであるため、実際のゲーム内ではベンチマークよりも高い性能が必要になることがあります。
システムの世代とCPUの性能による違いも分かるように測定しています。
CPU:Intel Core2 Quad Q9650 3.0GHz 4Core 4Thread
マザーボード:GIGABYTE GA-X48-DS5 X48チップセット PCI-E 2.0
CPU:Intel Core i7-3770K 3.5GHz-3.9GHz 4Core 8Thread
マザーボード:ASUSTeK SABERTOOTH Z77 Z77チップセット PCI-E 3.0
標準 3.5GHzですが ターボブースト機能により4コア動作時3.7GHzで動作しています。
OC4.5GHzはオーバークロック設定で倍率を45倍の 4.5GHz 4コア8スレッド。
3.4GHz4C4TはCore i5-3470相当の設定で 3.4GHz 4コア4スレッド。
3.4GHz2C4TはCore i3-3240相当の設定で 3.4GHz 2コア4スレッド。
に設定を調整しています。
GV-N670OC-2GDのブーストクロックの公表値は1058MHzですが、最大1176MHzまで自動でクロックが上がることを確認しました。負荷が低い設定での測定では、ベンチマーク中でも700MHz台にクロックが下がることがあります。このことにより、低負荷では動作クロックが下がりにくいGTX560Tiよりもスコアが低く出る場合があります。
高性能なビデオカードは性能を高く設定したOCモデルが多く発売されており、それらはリファレンスよりも高い性能になりますが、基本的に上下のモデルとのランクが変わる程のものではありません。
GeForce GTX670では、Core2 Quad Q9650 3.0GHz 4Core4Threadに合わせて、Core i7-3770K 3.0GHz 4Core4Threadでも測定しましたが、スコアが1500向上しています。CPUの動作クロック以外の影響も大きいことが分かります。
GeForce GT640ではCore2システムと第三世代Core i7システムでの性能の違いがありません。これは、性能の低いビデオカードではCPU処理よりもGPU処理が追いつかない事を意味しています。
つまり、高性能なビデオカードは高性能なCPU構成と組み合わせることで高い性能を発揮します。
解像度と画質設定を下げるとグラフィック処理の負荷が下がります。ビデオカードのGPU処理よりもCPU処理の比率が上がるため性能はCPUに依存するようになります。
GeForce 8500GTは最高品質ではエラーで動作せず。動作してもスコアが低すぎてカクカク状態です。
現行製品では、低解像度ではGeForce GT640以上 、Radeon HD 6570以上が目安。高解像度ではGeForce GTX650以上、Radeon HD 7750以上が目安、となります。
GeForce GTX560Ti以上の性能になるとCPUの性能不足の影響がでやすくなります。古いシステムの場合はビデオカードだけを高性能なモデルに取り替えるよりも、CPUを含めてシステムを新しくする方が全体的に快適になります。
特にオンラインゲームでは同時に表示されるキャラクター数が多くなるほどビデオカードだけでなくCPUの影響も大きくなります。