ARTDINKの列車シミュレーションゲームの最新作、『A列車で行こう9 Version2.0 Professional Edition』のベンチマーク(性能測定)です。
「A列車で行こう9 ビュアー」は、ゲーム本体のアップデートに合わせて更新されるので、ゲームをプレイする上での正確な指標になります。
スコアはOpening-V2の平均フレームレートです。30fpsでそれなりにプレイ可能、60fps以上で滑らかな視点変更により快適になる目安となります。平均fpsですので、場面によっては大きく低下します。また、ゲーム自体はシムシティのように都市が発展するほど高い性能が必要になります。
括弧内は組み合わせたCPUを表しています。
3770KはZ77チップセット+Intel Core i7-3770K+DDR3-1600MHzのメモリー+PCI-E3.0対応ソケットの構成です。
Q9650はX48チップセット+Intel Core2 Quad Q9650+DDR2-800MHzのメモリー+PCI-E2.0対応ソケットの構成です。
Core2 Quad Q9650は3.0GHzの4コア4スレッドのCPUです。
Core i7-3770Kは標準クロック 3.5GHzのTB(ターボブースト)3.7-3.9GHzで4コア8スレッド。基本的に3.7(4コア動作時)-3.8GHz(2コアで間に合うとき)での動作になります。
OC 4.5GHz(4.5GHz 4C8T)はオーバークロック設定で倍率を45倍の4.5GHz 4コア8スレッド。
3.4GHz 4C4TはCore i5-3470相当の設定で3.4GHz 4コア4スレッド。
3.4GHz 2C4TはCore i3-3240相当の設定で3.4GHz 2コア4スレッド。
3.0GHz 4C4TはCore2 Quad Q9650 相当の設定で 3.0GHz 4コア4スレッド。
ビデオカードだけではなく、CPUの違いによる変化が分かるように測定しました。
高解像度でのゲームのプレイには、システムメモリーとビデオメモリーの容量不足にもご注意ください。都市が発展するほどにCPU性能も重要になります。
Vsyncは有効にすると性能が高いと約60fpsで固定されるため、性能比較のためにビデオカードのドライバ側で「常にオフ」にしています。ゲームプレイ時にはVSyncを有効にするとチラツキと消費電力の低減になります。
システムの世代とCPUの性能による違いも分かるように測定しています。
CPU:Intel Core2 Quad Q9650 3.0GHz 4Core 4Thread
マザーボード:GIGABYTE GA-X48-DS5 X48チップセット PCI-E 2.0
CPU:Intel Core i7-3770K 3.5GHz-3.9GHz 4Core 8Thread
マザーボード:ASUSTeK SABERTOOTH Z77 Z77チップセット PCI-E 3.0
標準 3.5GHzですが ターボブースト機能により4コア動作時3.7GHzで動作しています。
OC4.5GHzはオーバークロック設定で倍率を45倍の 4.5GHz 4コア8スレッド。
3.4GHz4C4TはCore i5-3470相当の設定で 3.4GHz 4コア4スレッド。
3.4GHz2C4TはCore i3-3240相当の設定で 3.4GHz 2コア4スレッド。
に設定を調整しています。
GV-N670OC-2GDのブーストクロックの公表値は1058MHzですが、最大1176MHzまで自動でクロックが上がることを確認しました。負荷が低い設定での測定では、ベンチマーク中でも700MHz台にクロックが下がることがあります。このことにより、低負荷では動作クロックが下がりにくいGTX560Tiよりもスコアが低く出る場合があります。
高性能なビデオカードは性能を高く設定したOCモデルが多く発売されており、それらはリファレンスよりも高い性能になりますが、基本的に上下のモデルとのランクが変わる程のものではありません。
高画質設定はGeforce GTX560Ti以上のビデオカードを使うことで快適になります。
低画質設定ではGeForce GT240以上でプレイ可能です。
青いラインより上は低画質設定で問題なく操作できる30fps以上、赤いラインより上は高画質設定での30fps以上です。数値は平均fpsなので最低fpsはもっと低くなります。
GeForce GT640ではビデオカードの性能が低いためCPUの違いは影響していません。
GeForce GTX670はCore2Quad Q9650の性能が低いために、ビデオカードの性能が頭打ちになっています。Core i7-3770Kではビデオカードの性能が十分に発揮されています。
GeForce GTX460以上で高画質設定でも快適です。
低画質で良ければCPU内蔵のiGPU Intel HD4000でもプレイ可能です。
1024x768では1280x720よりも解像度が低くなり必要な性能も低くなります。
Core2 Qaudと第3世代のCore-iのシステムでGeForce GTX560Tiを使用した場合に10fpsも性能が変わることに注意。GeForce GT640を使用した場合は性能は変わっておらず、性能が高いビデオカードほど新しいPCシステムで性能が発揮できることが分かります。
GeForce GT640はPCIE3.0対応、GTX560TiはPCI-E2.0対応です。このことから、測定に使用したビデオカードではPCI-Eソケットの違いはあまり関係しないことが分かります。
青いラインより上は低画質設定で問題なく操作できる30fps以上、赤いラインより上は高画質設定での30fps以上です。数値は平均fpsなので最低fpsはもっと低くなります。
A列車で行こう9のゲーム本体は『A列車で行こう9』と『A列車で行こう9 Version2.0 プロフェッショナル 完全版』及び、それらのガイドブック付版のみです。『A列車で行こう9 Version2.0 プロフェッショナル』や『 A列車で行こう9 Version2.0 プロフェッショナル アディショナルパック』はバージョンアップキットの販売であり、別途『A列車で行こう9』本体が必要ですのでご注意ください。高度な鉄道会社経営シミュレーションゲームですのでガイドブックがあると安心です。