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PC情報 基本
更新:2008/11/25

安全にソフトをインストールする方法

概要

アプリケーション(ソフトウェア)をインストール(セットアップ)すると、パソコンの動作に異常が生じてしまうことがあります。

その原因の多くは、インストールや変更を行うディスクに元々異常が生じていた、インストール時にシステムに影響のあるプログラムが動作しており正常にインストールできなかった、などがあります。

システムに影響のないアプリケーションではあまり問題になりませんが、システムに影響するアプリケーションでは重大な不具合が生じてしまうことがあります。

ここでは、不具合を起こしにくい手順でのインストール方法をご紹介します。

ディスクに異常がないことを確認する

まずは、影響のあるディスクでチェックディスクを実行します。

通常は、Cドライブですが、Cドライブ以外にインストールを行う場合は、Cドライブとインストールするドライブにチェックディスクを実行します。

Cドライブ以外に一時ファイルなどシステムで使用するファイルを置いているドライブがあれば、そちらもチェックディスクを実行します。

チェックディスクはコマンドプロンプトを管理者権限で起動します。

時間がある場合、必要なドライブを/rオプションでチェックディスクを実行します。
Cドライブであれば「chkdsk c: /r 」と入力します。システムで使用中のドライブは、Windowsが起動する前に実行する必要があるため、(Y/N)?の問い合わせがあります。この時、y と入力してください。再起動したときに実行されますので、再起動してください。

時間がない場合はコマンドプロンプト上で、「chkdsk c: 」を実行します。これは検査のみで修復は行われません。エラーが表示されれば、「chkdsk c: /r 」を実行します。/rはディスクの容量や性能によりとても長い時間掛かってしまいますので、時間がない場合は「chkdskc: /f 」で実行します。/fは空き容量と不良セクタの検査と修復が省かれます。

チェックディスクの詳しい使い方はこちら

デフラグを実行する

空き容量の断片化が激しいと、容量は空いているのに空き容量不足になってしまう、ファイルの更新や書き出しに失敗してしまう、などの問題が生じてしまうことあります。

最低限、Windowsの標準機能のデフラグを実行してください。できれば高機能デフラグソフトを使うともっと良いです。Windowsの標準機能では、断片化が激しいと、ほとんど最適化できなくなります。

注意:ディスクに故障などの異常が生じている場合、デフラグするとファイルが壊れてしまいます。ファイルのバックアップをとり必要な処置を行ってください。(物理的な故障の場合、ディスクを正常な物に交換する必要があります)

デフラグの詳しい使い方はこちら

バックアップを実行する

バックアップを行うと、万が一問題が生じても、この時点に戻すことができます。

ファイル構成とシステムの変更を同時にバックアップするには、ディスクを丸ごとバックアップするためのアプリケーションが必要です。

主なバックアップ用ソフトに、
・ノートン セーブ&リストア
・Acronis True Image
・HD革命 バックアップ
などがあります。

ダウンロード版を購入した場合は、起動用CD/DVDを必ず作成してください。
パッケージの場合も、アップデートが存在する場合は最新の起動用CD/DVDを 作成してください。
古いバージョンでは、新しいPCやSATA接続のドライブが起動CD/DVDで認識できない場合があります。

Acronis True Image 11 Homeの使い方

Windowsをシンプルな構成で起動する

動作中のプログラムが、インストールに悪影響を及ぼすのを防ぐために、できるだけ不要なプログラムが実行しない状態でインストールを行います。

システム構成ツール(msconfig)で、スタートアップとMicrosoft以外のサービスを一時的に無効にして再起動します。

Windows Vistaでは「システム構成」で検索(またはコントロールパネルから探す)、XPでは「msconfig」でファイル名を指定して実行を行います。

Windows Vistaのシステム構成ツールの使い方

スタートアップとサービスの無効化の手順はXPでも同じです。

アプリケーションをインストールする

最低限、マニュアル等のインストール手順を一読してください。これを省略することで、思いがけない不具合が発生してしまうことがあります。

インストールを行う間、セキュリティーソフトを停止していても構いません。インストール後に必ずディスクの検査を実行してください。

注意:セキュリティーソフトが動作していると、インストールがウイルス等の誤検出により正常に行われない場合があります。しかし、インストールするデータがウイルスに感染したことに気づかずに、販売や配布されてしまう場合もあります。ウイルス等ではない可能性、本当にウイルス等である可能性、の両方を疑ってください。

騙しソフトにご注意

インターネット上のセキュリティ確認に騙しが存在しています。

実際にはウイルス等に感染していなくても感染していると警告して、無料のソフトをダウンロードしてインストールするように案内されますが、そのソフト自体がウイルス等であり、インストールすることで感染してしまいます。

信頼のあるセキュリティー会社とセキュリティーソフトをご利用ください。

信頼のある会社のフィッシング(ニセモノ)にも注意が必要です。

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