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更新:2012/09/15

GeForce 500シリーズの選び方

概要

グラフィックカードGeForceのGTx500シリーズをまとめています。

最新nVidia GeForce情報
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GeForce GTx500 シリーズ

GeForce GT520を除き、性能があまり高くなくて良い場合はGT400シリーズが現役となります。

GTx600シリーズがフルラインアップが出揃いましたので、特価品目的でない場合はGTx600シリーズをおすすめします。

GTX 560/560Ti/570/580はGTX660がGTX580の性能とほぼ同等になり、GTX650はGTX560よりも低い性能です。GTX460からGTX560も大きく性能が向上していますが、GTX560からGTX660ではそれ以上にとても大きな性能向上になっています。

GT520はGT610と同じでGT430よりも低い性能です。

高画質ゲームに

GeForce GTX590
GeForce GTX590
CUDA(SP)コア数 コア・クロック メモリ・クロック メモリ・バス幅
512 x2 608 MHz 3414 MHz相当 384bit x2
VRAM容量(ビデオメモリ) TDP(電力目安) 接続対応 PCI-E追加電源コネクタ
1536MB x2 365W PCI-E 2.0 8ピン+8ピン

※ 設計の世代が変わると、数値が低いのに性能は高くなることやその逆になる場合があります。
※ これはnVIDIAによるリファレンスの場合であり、製品ごとに設定が異なります。
※ 販売されるモデルにより、性能がリファレンスよりも大幅に上下するものがあります。

GTX680よりも高性能!

GTX580を2基搭載しながらクロックを下げることで1枚のグラフィックボードに収まっています。1枚のグラフィックボードの中でSLI構成となっているため、SLIに対応したアプリケーションでないと性能が発揮できません。2枚使用するためにはQuad SLIに対応したシステムが必要です。

GTX580よりもクロックが低く設定されているためGeForce GTX580を2枚使ったSLIよりも性能が低いですが、消費電力が大幅に低く抑えられています。

高解像度で高画質な3Dゲームを3D Visionで堪能したい人向き。CUDA対応アプリケーションではほとんどの場合SLIには対応していませんのでCUDA目的の場合はGTX580へ。

最大消費電力は365W(nVIDIA公称値)で700W以上の電源が推奨。PCI-E補助電源は8+8ピンの接続が必要。

GeForce GTX580
GeForce GTX580
CUDA(SP)コア数 コア・クロック メモリ・クロック メモリ・バス幅
512 772 MHz 4008 MHz相当 384bit
VRAM容量(ビデオメモリ) TDP(電力目安) 接続対応 PCI-E追加電源コネクタ
1536MB 244W PCI-E 2.0 6ピン + 8ピン

※ 設計の世代が変わると、数値が低いのに性能は高くなることやその逆になる場合があります。
※ これはnVIDIAによるリファレンスの場合であり、製品ごとに設定が異なります。
※ 販売されるモデルにより、性能がリファレンスよりも大幅に上下するものがあります。

GTX660と同等性能。消費電力がとても大きく、GTX660よりも価格が高ければ選び理由がありません。処分特価狙いに。

GTX480のフルスペック版で電力や冷却面で設計が最適化されており、GTX480のオーバークロックモデルよりも高性能で消費電力は低くなっています。

Direct X11対応。Direct X11、CUDA、PhisX、3D Visionに最適! Direct X9でもGTX460より大幅に高性能です。

カードの消費電力が300W超えないようにリミッターが搭載されているようですが、通常のゲームではすべての機能が最大限に動作することは無いため、リミッターによる性能低下の影響は気にしなくて良いと考えられます。

最大消費電力は244W(nVIDIA公称値)で600W以上の電源が推奨。PCI-E補助電源は8+6ピン。

GeForce GTX570
GeForce GTX570
CUDA(SP)コア数 コア・クロック メモリ・クロック メモリ・バス幅
480 732MHz 3800MHz相当 320bit
VRAM容量(ビデオメモリ) TDP(電力目安) 接続対応 PCI-E追加電源コネクタ
1280MB 219W PCI-E 2.0 6ピン + 6ピン

※ 設計の世代が変わると、数値が低いのに性能は高くなることやその逆になる場合があります。
※ これはnVIDIAによるリファレンスの場合であり、製品ごとに設定が異なります。
※ 販売されるモデルにより、性能がリファレンスよりも大幅に上下するものがあります。

GTX480相当の高性能で消費電力は大幅に低下。GTX470より消費電力が増えていますが、リミッターが搭載されているので電力オーバーの心配が無く安心。

Direct X11対応。Direct X11、CUDA、PhisX、3D Visionに最適! Direct X9でもGTX460より大幅に高性能です。

最大消費電力は219W(nVIDIA公称値)で550W以上の電源が推奨。PCI-E補助電源は6+6ピンだが8+6ピンのRadeon HD5870より実消費電力が高い。

カードの消費電力が225Wを超えないようにリミッターが搭載されているようです。 補助電源を8+6ピンにしたくないこだわりを感じます。GTX580よりもリミッターによる性能低下が大きく現れる可能性があります。

高解像度のゲームやCUDA目的に

GTX560はGTX660とGTX650の間を埋める存在です。GTX660程の性能はいらない!という場合に、価格次第ではおすすめ。予算に余裕がある場合や価格差が小さい場合はGTX660をおすすめします。

GeForce GTX560Ti
GeForce GTX560Ti
CUDA(SP)コア数 コア・クロック メモリ・クロック メモリ・バス幅
384 822 MHz 4008 MHz相当 256bit
VRAM容量(ビデオメモリ) TDP(電力目安) 接続対応 PCI-E追加電源コネクタ
1GB 170W PCI-E 2.0 6ピン + 6ピン

※ 設計の世代が変わると、数値が低いのに性能は高くなることやその逆になる場合があります。
※ これはnVIDIAによるリファレンスの場合であり、製品ごとに設定が異なります。
※ 販売されるモデルにより、性能がリファレンスよりも大幅に上下するものがあります。

GTX470よりも高性能で消費電力は低下。Radeon HD6870~HD6950相当の性能です。

Direct X11対応。Direct X10/X9、CUDA、PhisX、3D Visionに最適! Direct X9でもGTX460より大幅に高性能です。 高画質で高解像度のDirect X11ゲームには性能不足になる場合もあり得ますが、一般的にはX11を含めて、多くのゲームが快適に楽しめる性能があります。

最大消費電力は170W(nVIDIA公称値)で500W以上の電源が推奨。PCI-E補助電源は6+6ピン。アイドル時の消費電力はGTX460とほとんど変わらない。最大消費電力はRadeon HD5870相当でHD6870よりも高い。

GeForce GTX560
GeForce GTX560
CUDA(SP)コア数 コア・クロック メモリ・クロック メモリ・バス幅
336 810~9500 MHz 4004~4488 MHz相当 256bit
VRAM容量(ビデオメモリ) TDP(電力目安) 接続対応 PCI-E追加電源コネクタ
1GB 設定による PCI-E 2.0 6ピン + 6ピン

※ 設計の世代が変わると、数値が低いのに性能は高くなることやその逆になる場合があります。
※ これはnVIDIAによるリファレンスの場合であり、製品ごとに設定が異なります。
※ 販売されるモデルにより、性能がリファレンスよりも大幅に上下するものがあります。

GTX560Tiよりも基本設計を低くして、クロック設定の幅を広げたモデル。GTX560Tiと変わらない性能の製品もありますが、クロックに依存するため同じ性能ならば消費電力は高くなります。製品ごとに設定されているクロック値が異なりますのでご注意ください。 GTX560Tiよりも低い性能の製品からGTX560Tiの標準モデルよりも高い性能の製品があります。

GTX560Tiの標準クロックは、コアクロック:822MHz、シェーダークロック:1644MHz、メモリクロック:4008MHzです。GTX560はコア数等が少なくなっているため、GTX560Tiと同じクロックでは性能が低くなります。

最大消費電力は製品により異なります。PCI-E補助電源は6+6ピン。

オンラインゲーム向き

画質よりも動作が快適ならばいい!という場合に、買いやすい価格のGTX550。GTX560との性能差が大きいので、オンラインゲームでもグラフィックが重視されたゲームではGTX560以上をおすすめします。同じ画面上のプレイヤーの数が少ない場合や、素早く移動する必要がないRPG等に。

GeForce GTX550Ti
GeForce GTX550Ti
CUDA(SP)コア数 コア・クロック メモリ・クロック メモリ・バス幅
192 900MHz 4104MHz相当 192bit
VRAM容量(ビデオメモリ) TDP(電力目安) 接続対応 PCI-E追加電源コネクタ
1GB 116W PCI-E 2.0 6ピン

※ 設計の世代が変わると、数値が低いのに性能は高くなることやその逆になる場合があります。
※ これはnVIDIAによるリファレンスの場合であり、製品ごとに設定が異なります。
※ 販売されるモデルにより、性能がリファレンスよりも大幅に上下するものがあります。

GTX460 768MBよりも性能が低くGTX450よりも性能が高い。Radeon HD5770相当の性能です。

Direct X10/X9に最適!高画質を謳わないオンラインゲーム向き。Direct X11のゲームでは低い解像度でないと性能不足。CUDAコア数がGTX560Tiの半分しかない。

最大消費電力は116W(nVIDIA公称値)で400W以上の電源が推奨。PCI-E補助電源は6ピンが1つのみ。アイドル時の消費電力はRadeon HD5770より低く負荷時は高い。

古いPCで動画のもたつきを解消したい場合に

新しいPCではCPU内蔵グラフィックの方が性能が高い場合があります。

GeForce GT520
GeForce GT610/ GT520
CUDA(SP)コア数 コア・クロック メモリ・クロック メモリ・バス幅
48 810MHz 1800MHz相当 64bit
VRAM容量(ビデオメモリ) TDP(電力目安) 接続対応 PCI-E追加電源コネクタ
1GB 29W PCI-E 2.0 なし

※ 設計の世代が変わると、数値が低いのに性能は高くなることやその逆になる場合があります。
※ これはnVIDIAによるリファレンスの場合であり、製品ごとに設定が異なります。
※ 販売されるモデルにより、性能がリファレンスよりも大幅に上下するものがあります。

GT520はGT60と同じです。

ゲーム等の3D VISIONには非対応ですが、Bru-ray 3Dには対応しています。動画再生用として、統合GPUに満足できない人へ。

最大消費電力は29W(nVIDIA公称値)で300W以上の電源が推奨。PCI-E補助電源はなし。省スペースPCのロープロファイルに対応。

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2012/09/15
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