目次:PC情報ハードウェアPCモニター
更新:2014/03/12

EIZO FORIS ゲーミングPCモニター

おすすめの現行モデル

EIZOからゲーム用と向きの液晶モニターが2種類発売されています。

FORIS FS2333は一般向きのFlexscanをゲーム向きに構成を組み直したモデルです。PCでのゲームプレイ、ゲーム機の接続、AV機器の接続、写真の管理、動画の再生など、マルチメディア一般に最適な構成になっています。IPSパネルで静止画が見やすい。

ゲーム機の接続、MMOゲーム、写真、イラスト、動画はFORIS FS2333

FORIS FG2421はPCゲーム用に新たに設計されたモデルです。プロeSportsチームFnatic監修によるFPSモードとRTSモードにより、動きの速い海外のFPSゲームのプレイに最適な設計になっています。4倍速 240Hzのバックライト処理に1.5fps未満の低遅延という、高精細で細かい動きをクッキリと表示して映像から素早い判断と操作が行えることが重視されています。VAパネルで高速表示もクッキリ。

海外FPSゲーム、RTSゲームにはFORIS FG2421

ゲームに特化したEIZO FORIS FG2421

ゲーマー待望のCRTモニターに近づいたゲーミングモニターができました!

4倍速 240Hzのバックライト処理に1.5fps未満の遅延と、コントラスト比5000:11ms未満の応答速度VAパネルを搭載。

VAパネルは最大輝度ではIPSパネルよりもギラギラが目立ちやすいものの、コントラストと応答速度が早いのが特徴です。ギラギラ感は輝度を下げれば気にならなくなります。

ゲーミングモニターですが、DVIの他に、取り回しが楽なDisplayPort 入力にも対応しました。

HDMIはPCの他、ゲーム機やAV機器にも対応しています。

240Hzでの表示は黒挿入を加えることで残像のないくっきりした見やすい映像になります。それでもフレームレートの表示遅延は1.5未満というのが、細かい部分まで見分けて素早く操作したいゲーマーにはとても嬉しい性能になりました。

FORIS FG2421では、リモコンがなくなりました。
画面モードの変更はモニターのスイッチ類の他に、専用のソフトウェアとキーボードショートカットから簡単に変更することができます。

カラーモードがゲーム専用に新たに設計されたものに変わりました。

プロeSportsチームFnatic監修による、FPSモードRTSモードが標準で用意されています。

ゲーム表示以外に最適なWEBモードと、ユーザー好みの設定が3つを切り替えて使うことができます。

ユーザー設定が3つ登録可能になった代わりに、ピクチャーやムービーモードは用意されていません。自分で見やすい設定を登録します。

標準コントラストが5000:1、拡張コントラストが15000:1となり、メリハリがあって引き締まった映像になりました。

映像にメリハリがあると、細かい動きが意識に上がり判断しやすくなります。

FORIS FG2421には超解像機能はありません。代わりに、映像を加工しなくても素のまま見やすくなっています。超解像は好みが分かれる機能なので、元のままで見やすくなったことは歓迎できます。

筆者の一言

縦にいろいろ並べるMMOでは、1920x1080の解像度は狭いです。1920x1200のパネルは開発が少なくなっているので仕方のないところではあります。

ゲームも写真もEIZO FORIS FS2333

FORIS FS2333はゲームも写真も動画も、幅広く対応できる、ステレオスピーカーを搭載したマルチメディアモニターです。

ゲームに特化したモニターは新たにFORIS FG2441が発売されました。

FORIS FS2333は応答速度の高いIPSパネルに、写真、動画、ゲームに最適な機能が搭載されています。

FORIS FS2333はリモコン付属で、設定を楽に切り替えることができます。また、専用のソフトウェア(ScreenManager Pro for LCD)でアプリケーション毎に自動で設定を切り替えることができます。

ゲームで使う場合

3.4msの応答速度0.05フレーム未満の遅延表示により、素早い動きに追従した操作が行えます。表示が遅いせいで1テンポ操作が遅れてしまうといった問題が起こりません。

IPSパネルパネルなので、画面の隅々まで表示が崩れずにしっかり見えます。

アスペクト比固定の表示が可能なため、グライフィックボード等の性能が低いために、低い解像でフルスクリーン表示や拡大表示をしても形状が歪まずに正しく表示されます。

超解像技術により、境目を強調して解像感を上げたり、反対にぼかして軟らかい表現にするなど、見やすい映像を提供してくれます。

EIZO 独自の映像エンジンSmart Insight機能により、暗くて視認しにくい場面でも、明るく補正して識別しやすくなります。映像を解説してピクセル毎に異なる補正で輪郭もくっきりして見やすくなります。

カラーモードにGameモードが用意されています。画面の見やすさが勝敗に影響するRTSやFPSのゲームに最適な映像になります。

FS2333のGameモードは視認しにくい場面、コントラストが低く暗い場面が判別しやすくなります。Smart Insight機能では暗い場面の視認性を向上させ、Smart Revolution機能は解像度が低くぼやけてしまう映像をシャープ性を高めて見やすくします。これらは段階的に好みの見え方に選択できます。

プロeSportsチームFnaticの開発協力により、これまでのFORISシリーズよりも、ゲームに最適な表示が可能になりました。

PCの他、ゲーム機にも対応しているHDMIの入力が2基搭載されています。

音を重視する人に、外部スピーカーに接続するためのステレオミニ出力が用意されています。ヘッドフォン端子はコードが邪魔にならない左側面にあります。

写真の管理と編集に使う場合

カラーモードにsRGBモードが用意されています。写真をネットに載せる場合に、sRGBの規格に沿った表示が行えるモニターで、相手も同じに見える見え方で写真を調整することができます。

オプションのEIZO EasyPIXに対応しています。モニター表示と写真印刷の色合せが行いやすくなります。

10bitガンマ補正で正確に表示されます。EIZOのモニターは数値だけではなく、他社製よりもガンマカーブのズレが小さいのが特徴です。

動画で使う場合

3.4msの応答速度で残像が少なく見やすい。

1920x1080パネルのため、フルHD映像が帯なしでフルスクリーン表示。

AV機器の接続に対応したHDMI入力が2基あります。

カラーモードに動画鑑賞に最適なCinemaモードが用意されています。従来のMovieモードに相当します。

Smart Insight機能は動画でも発揮します。暗いシーンが識別しやすくなります。

Webや文書の表示に

カラーモードに紙に近い見え方で目が疲れにくいPaperモードが用意されています。

Paperモードは紫外線に近い青色可視光のブルーライトを低減して、目の負担が紙媒体を見るのに近いモードです。

EIZOモニターの輝度は一般的なモニターよりも明るさを低くく設定でき、色合いなどが崩れません。

筆者の一言

FORIS FSシリーズの正統な進化となっています。新たに加わったゲームに特化したFORIS FGシリーズと悩ましいところです。

HDMIの数がFS2333は1基多いのと、ゲーム以外も重視された機能と色合せのEIZO EasyPIX対応が魅力です。

流通の多いIPSパネルを採用しているためか、FS2333はがFG2421よりも価格が安く販売されています。

スペックの比較

  FORIS FG2421 FORIS FS2333 Flexscan EV2336W
液晶パネル VA 1920x1080 IPS 1920x1080 IPS 1920x1080
視野角 176 ゜/176 ゜ 178 ゜/178 ゜ 178 ゜/178 ゜
輝度 400 cd/m2(Turbo 240: オフ) 250 cd/m2 300 cd/m2
コントラスト比 5000:1(コントラスト拡張有効時 15000:1) 1000:1(コントラスト拡張有効時 5000:1) 1000:1
応答速度 1 ms未満 (Turbo 240: オン、モニター全体として) 3.4 ms(中間階調域) 6 ms(中間階調域)
消費電力
最大/標準/待機
53W / 20W / 0.5 W以下(2次電源オフ時) 42W / 22W / 0.3 W以下(2次電源オフ時) 40W / 14W / 0.3W以下
カラーモード User1、User2、User3、FPS1、FPS2、RTS、Web Eco、User1、User2、sRGBPaper、Game、Cinema Paper、Movie、sRGB、User1、User2
映像入力端子 DVI-D 24ピン×1(HDCP対応)、DisplayPort×1HDMI×1(AV入力と共用) DVI-D 24ピン×1(HDCP対応)、D-Sub 15ピン(ミニ)×1、HDMI×2(AV入力と共用) DVI-D 24ピン×1(HDCP対応)、DisplayPort×1(HDCP対応)、D-Sub 15ピン(ミニ)×1
色調整機能 ブライトネス、黒レベル、コントラスト、色温度、ガンマ、ゲイン、コントラスト拡張、Turbo 240、リセット ブライトネス、黒レベル、コントラスト、色の濃さ、色合い、色温度、コントラスト拡張、Smart Insight、Smart Resolution、Smart Detection、ガンマ、ゲイン、オーバードライブ、リセット ブライトネス、コントラスト、色温度、色の濃さ、色合い、ガンマ、ゲイン、オーバードライブ、リセット
スタンド機能
昇降/チルト/スイーベル
60mm / 上25 °、下0 ° / (台座部) 344 ° 60mm / 上25 °、下0 ° / (台座部) 344 ° 140mm / 上35 °/下5 ° / 344° / 縦回転表示対応 右回り90
参考価格 \64,800 \43,800 \39,800

スタンドの昇降は高さ調整、チルトは上下傾き調整、スウィーベルは左右回転の調整です。

FG2421は輝度400cd/m2で室内の照明が反射して見づらくなる状況でもモニターの明るさが高いことで見づらさを減らします。その代わり眩しすぎて目が疲れることに注意が必要です。目の負担は明るさを下げれば問題ありません。

sRGBモードはsRGB写真の編集や、ネットショッピングの商品の見え方などを定められた規格に統一した表示を行います。これにより、正しく色合せされている画像がある程度は正しく表示されます。個体差により差異や経年劣化による狂いはあるので、厳密に正確な表示にはハードウェアキャリブレーションしたColor Edgeシリーズを使う必要があります。

FORIS FS2333はリモコン付。DVI=DやHDMIの入力表示の切り替えやカラーモードの切替が素早くできます。

カラーモードはどのモデルもAutoFineContrast機能に対応しているので、付属のソフトにアプリごとの設定を登録することで、好みのカラーモードに自動変更することでストレス無く最適な表示が行えます。

バックライトが省電力なLEDになったことで、従来よりも大幅に消費電力が下がりました。

液晶パネルは韓国製を採用していますが、日本の工場で開発、設計、画質の調整、組み立て等を行っています。液晶パネルだけで比較すると価格が割高ですが、PCモニターとしての全体のバランスは価格相応になっています。中途半端な製品と比較すると寧ろ割安な価格です。

FORIS FG2421はEIZOダイレクトショップのみでの販売です。

共通の機能 F2333 FG2421

Auto EcoView / BrightRegulator
室内の明るさに応じてモニターの輝度が自動で調整される機能です。明るい日中も暗い夜間も、その都度調整する必要なく、自動で見やすい明るさに調整されます。
拡大モード
液晶パネルの解像度と異なる解像度の映像をフルスクリーン表示した場合に、元の映像をそのまま小さく表示するか、引き延ばして表示するかを選択できます。
拡大せずにそのまま表示する(ドット・バイ・ドット)、縦横比を崩さずに拡大して表示する(アスペクト比固定の拡大)、画面いっぱいに拡大する(フルスクリーン表示)、ことが可能です。
カラーモード
モニターに保存されている画質機能の組み合わせを切り換えて表示することができます。モニターの設定から切り換えることも、専用ソフトでアプリごとに自動で切り換えることも、設定を自分で調整して適用することもできます。
オリジナルスタンド
日本の環境に合わせて、邪魔になりにくく、地震でも倒れにくい、モニターの形状や重量に合わせて設計されたスタンドが使われています。

PR 販売店情報

ツクモではオプションの「交換保証」でドット抜け保証があります。1つの保証で3回までドット抜け・ドット欠けを理由にした交換が可能です。「交換保証」では製品が気に入らない場合に、別の上位機種に差額交換することもできます。

関連情報

ナナオEIZOモニターのどこが良いの?
使いやすさと長く使える品質が確保されている EIZO(旧 社名 ナナオ)のモニター

History

2014/03/12
新規

アンケート

Q1.評価を選んで下さい

参考になった
参考にならなかった

Q3.内容について選んで下さい

内容が充実している
内容が乏しい

Q2.分かり易さについて選んで下さい

十分理解できた
なんとなく理解できた
よくわからない

感想や意見、要望などがありましたら記入して下さい。サイト作りの参考にさせていただきます。 内容の誤りに気づきましたら、できるだけ詳細をご記入ください。

(ロボットでないことの証明が必要です)

目次:PC情報ハードウェアPCモニター