BUFFALOのスイッチングハブ「LSW5-GT-8NS/BK」を購入レビュー
概要
スイッチングHubはLANポートを増設するための機器です。
バッファローの1Gbps対応で8ポート搭載のスイッチングハブ「LSW5-GT-8NS/BK」を紹介します。金属筐体で熱を発散しやすく電源内蔵でコンパクトです。
LSW5-GT-8NS/BKの特徴
- 金属筐体
- 同じ製品でプラスチック筐体も発売されていますが価格がほとんど変わらないので金属筐体を選びました。金属筐体モデルは品切れになることが多いです。金属筐体は内部に熱を貯め込みにくく外への放熱性に優れています。
- 電源内蔵
- 本体に電源が内蔵されてるとACアダプターがなくシンプルな電源ケーブルとなります。
- 1000BASE-T / 100BASE-TX / 10BASE-T 対応
- 1Gbps通信に対応しています。スイッチングHubには100Mbpsまでの製品もあるので注意。
- 8ポート
- LANケーブルの製品を7つまとめることができます。1本はルーターへの接続を忘れずに。
- スイッチング・ファブリック 16Gbps
- スタンダードなスイッチング性能です。家庭用には十分な高性能。
- バッファ容量 256KB
- 家庭用の8ポートハブとしては大きなバッファを搭載。
- 最大消費電力 4.9W
- 省エネ機能搭載で消費電力を気にする必要はありません。4ポートの接続でほぼアイドル状態なら2W未満です。複数の機器で同時に通信を行っているのでなければ3W以下に収まります。
- ループ検知機能で安心
- 家庭での単純なLANポート増設で使うなら起きることはほぼ無いですが、ハブを通った信号がまたハブに戻ってしまう接続ミスを発見することができます。 ループ検知を確認するときはコンセントを抜いてスイッチをONにします。電源スイッチは無く、コンセントを抜かないとON-OFFの切替が機能しません。
- 大きさ 185x99x30mm
- 幅が185mmで奥行きが99mmで高さが30mmの横長でコンパクトな形状です。両サイドに通気口が開いています。
- マグネット付き
- ゴム足で横置きの他、マグネットでスチールラックなどに吸い付かせることができます。縦置きはできません。
- 1ポート毎にLEDを搭載
- 1ポートごとにLEDで接続の状態を見ることができます。接続速度による色分け表示もあります。接続先の接触不良や希にあるLANケーブルの故障や設定ミスによる速度低下が分かって安心です。
LSW5-GT-8NSの消費電力と性能
消費電力測定
LSW5-GT-8NSの電源接続のみ 0.8W
ルーターへの接続 1.1W
PCの接続を追加 1.2W
NAS LS410DXの接続を追加 1.6W
消費電力はとても少ないです。
性能測定
PC1からPC2のSSDに対してCrystal Disk Markを実行します。
接続 PC1 - F660A - WG1800HP2 - PC2
F660AはNuro光のルーターです。
WG1800HP2はNECのルーターです。ルーター機能を停止させたブリッジモードで接続しています。
Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 115.866 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 116.608 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 8,T= 8) : 112.574 MB/s [ 27483.9 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 8,T= 8) : 64.328 MB/s [ 15705.1 IOPS]
接続 PC1 - F660A - LSW5-GT-8NS - PC2
接続をWG1800HP2からLSW5-GT-8NSに移しました。
Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 115.867 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 116.650 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 8,T= 8) : 112.570 MB/s [ 27482.9 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 8,T= 8) : 65.062 MB/s [ 15884.3 IOPS]
どちらも900Mbpsを超える性能が出ており違いは誤差しかありません。1000Mbps通信では最大125MB/sが限界となります。
WG1800HP2をブリッジモードでルーターに接続した場合は5.2WでLSW5-GT-8NSの4倍の消費電力がありました。
マーカータイでケーブルを見分ける
オーム電機の「マーカータイ MT-100W100P」はバンドの止め口がラベルの上を突き抜ける形状になっています。
小容量でPC周辺機器用であるならサンワサプライの「CA-TM100N 」も良いです。PCやHDDやプリンタなどの印字済みラベルが付属しています。
これらの形状はラベルがケーブルに沿うため飛び出さずに邪魔になりません。
複数のケーブルをまとめるよりも1本ずつケーブルを見分けるためのラベルを付けたい場合に適しています。
半透明のラベルに直接書き込むと見づらかったり消えやすかったりするので、小さな「マイタックラベル ML-6」を使っています。8x20mmなので幅が8mmのマーカータイに貼り付けるのにピッタリです。
マイタックラベルにはきれいに剥がせるタイプの「マイタックラベル リムカ ML-R6」もありますが、こちらは剥がす予定でない時でも触ると剥がれやすいです。
ラベルには極細ペンで種類や長さも記入するとケーブルを別の場所に再利用するときに便利になります。
あとで使い回すときに、どれがどんなケーブルなのか分からなくなるため、ここではLANケーブルのカテゴリーCATと長さmを追記しています。
途中のケーブルが同じ色だとどこに繋がっているものか分からないので、色別にケーブルを使い分けるのもケーブルを整理するときに便利です。