XPでハイバネーション(休止状態)失敗
概要
Windows XPでは終了オプションでShiftキーを押すことで、スタンバイが休止状態に変わります。
休止状態で終了すると、パソコンの状態を保存したまま、ハイバネーションで終了させることができます。
この機能をTV録画などで活用されて、必要なときに自動で電源ON、電源OFFがされることがあります。
しかし、 特定の条件に於いて、「システムリソースが不足するため、API を終了できません。」とエラーが表示されて、ハイバネーションに失敗することがあります。
一度失敗すると、再起動しない限り、休止状態を実行することができなくなります。
ハイバネーションに失敗する条件とは
原因はXPの不具合によるものです。
メモリを1GBを超えて搭載し、尚かつ、使用されたメモリが多く断片化している時にハイバネーションに失敗します。
メモリを圧縮してハードディスクに書き込む過程で不具合が生じ、休止状態に移行できないのです。
メモリが1GB以下、またはそれ以上でも使用したメモリが少なければ問題が発生しません。
解決するには
以前はマイクロソフトに電話サポートを受けなければ修正プログラムが手に入りませんでしたが、現在はマイクソロソフトのサイトで一般公開されています。
ただし、修正プログラムの入手には、正規のWindowsを使用しているか判断する認証を通過しなければなりません。これは、プログラムのダウンロード前に簡単に検査されます。
http://support.microsoft.com/kb/909095/JA/
まずは上記を読み、「Download the Update for Windows XP (KB909095) package now.」を選択します。
ダウンロードページが英語で表示されますが黄色い枠内の「Change Language:」をJapaneseにすると、日本語に切り替わります。
黄色い枠上にある「Continue/続行」で正規のWindowsを確認します。認証が終われば、そのボタンがダウンロードボタンに変わりダウンロードすることができます。
ダウンロードしたファイルを実行してインストールします。これで完了です。