ビデオカードの性能比較 3 高画質ゲーム
概要
個別のゲーム性能を表すベンチマークです。高い画質と素早い操作性が求められます。
高画質のゲームではGeForce 9600GT以上、Radeon HD4850以上が快適に楽しめる目安となります。
The Last Remnant Benchmark(ラスト レムナント)
解像度は1280x1024 フルスクリーン で測定しております。
スコアは平均fpsであり、Radeon HD4850とGeForce 9600GTは快適に操作できる60fpsを上回っています。
Radeon HD2600XTは素早い操作が必要になる場面でなければ問題なくプレイできる30fpsを下回っています。ゲームが楽しめるギリギリの範囲かと思われます。
Radeon HD4550とGeForce 8500GTには厳しい結果です。
Crysis GPU ベンチマーク
解像度は1280x1024で画質設定はMediumでの測定です。
Crysisはアクション性の高いFPSゲームで、プレイには素早さが求められます。
測定したどのグラフィックボードでも快適にプレイするには厳しい結果となっています。GeForce 9600GTとRadeon HD4850では解像度を下げることで平均60fps以上となり、それなりにプレイ可能です。
高画質で快適に楽しむためにはGeForce GTX280以上、Radeon HD4870以上が必要になります。
興味のある方はクライシスを快適に楽しむために、
マイコミジャーナルのこちらの記事に是非目を通して欲しい。
・ついに発売! 話題の『Crysis』を遊び倒すグラフィックスカード選び
デビルメイクライ4 ベンチマーク
Direct X10
Windows Vista以降で実装されたDirectX10ではより高画質な処理を効率よく実現します。
GeForce 9600GTとRadeon HD4850ではすべてのシーンで60fpsを上回っており、とても快適に楽しめます。
Direct X9
解像度を800x600に下げることで、Radeon HD4550でもゲームを楽しむことができます。
LostPlanet ベンチマーク
解像度は1280x1024で標準画質(Default)での測定です。
ロストプラネットもGeForce 9600GTやRadeon HD4850は平均60fps以上となり、ゲームを快適に楽しむことができます。Radeon HD4550では、800x600に解像度を下げて低画質モードでも平均30fps程度でやや厳しい結果です。
まとめ
高画質ゲームを楽しむには、
・GeForce 9600GT
・GeForce 8800GT
・Radeon HD4830
・Radeon HD3850
以上のランクのグラフィックボードが必要です。
ワイドモニターでのフルスクリーンでは上記クラスのグラフィックボードが最低ランクとなり、解像度に応じてもっと高い性能が必要になります。
・GeForce GTX285
・Radeon HD4890
辺りがおすすめです。このクラスになると、CPUのキャッシュやクロック性能の影響も考慮する必要が出てきます。(CPUの処理が間に合わないとグラフィックボードの性能が発揮できない)
設定を低くすることで、
・GeForce 9400GT
・GeForce 8500GT
・Radeon HD4550
・Radeon HD3650
・Radeon HD2600XT
でもゲームのプレイは可能ですが、見える範囲が狭くなることや映像が荒くなるなど、高画質ゲームの魅力がなくなってしまいます。