ホットスワップや外付けでHDDを活用
概要
USBもIEEE1394もeSATAも専用のケーブルとコネクタに接続するだけで簡単です。
外付けケースを使うことで古いHDDの活用や、内蔵用の好きなドライブを選んで使うこともできます。
余っているドライブの活用
マザーボード側の接続端子はマザーボードの設計により異なります。SATAは右下付近に、IDEは右側に用意されていることが多いです。ケースの作りによっては見方が反対になることもあります。この場合はIDEとSATAが2カ所ずつ用意されていますので、IDEは4つ、SATAは2つの機器を接続できます。
現在の主流はSATAとなっており、IDE接続コネクタががマザーボードに1つしか存在しないことがあります。
IDEの1つには通常、CD/DVDドライブが接続されていますので、ハードディスクドライブの接続がしにくく、追加接続は1台しかできません。
これを解決するには、PCIバスなどにIDEの増設カードを使うか、IDEのハードディスクを別の方法で接続します。
リムーバブルケースで交換して使う
5インチベイのリムーバブルケースを使用すれば、必要なときだけ複数のハードディスクを差し替えて使うことができます。5インチベイなのでドライブ同士の位置が近くてケーブルの接続も楽です。中には、EIDEをSATAとして使えるケースもあります。
ハードディスクをリムーバブルケースのトレイに入れて(左)、PCへは5インチベイに取り付けたリムーバブルケースにトレイごと差し込む(右)ことで、ハードディスクを使い分けることができます。
IDEは起動中のホットスワップ(交換)には対応していませんので、必ず電源を切ってから入れ替えてください。SATAのホットスワップはハードディスクとSATAコントローラ(マザーボードや拡張カード)の双方が対応していないと無効です。
USB2.0の外付けHDDとして増設
外付けケースを使って、USBで接続することもできます。速度は遅いですが、頻繁にアクセスしないデータの保存場所としてはとても便利です。
単なる取り外しが可能なリムーバブルケースと違い、通信をUSBに変換するコントローラが搭載されています。USB2.0接続では、速度が40MB/s以下(場合によっては20MB/s以下に低下)であり、ドライブ本来の性能は発揮できません。 バックアップ用など速度の遅さが気にならないファイルの保存に適しています。
eSATAでドライブの性能をそのままに外付け接続
SATAドライブは外付けケースを使うことで、性能が変わらないeSATAとして接続することができます。
USBのような外付けケースの他に、ホットスワップを活用したディスク交換が簡単なタイプもあります。
裸族のお立ち台 eSATAプラスでは、eSATAとUSB2.0に対応。3.5インチまたは、2.5インチのハードディスクを差し込んで使うことができます。
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ホットスワップ
ホットスワップは、Windowsの起動中でもドライブの取り外しや接続ができる規格です。
ハードディスクは一部を除き、Windowsの「ハードウェアの安全な取り外し」には追加されません。安全な取り外しには「Got HotSwap?」を導入すると「ハードウェアの安全な取り外し」と同じようにデバイスを安全に電源が切れる状態にできます。
・Got HotSwap?のダウンロードはこちら
ホットスワップの認識や動作に問題が生じる場合、ドライバを最新のものに更新してみてください。
IntelチップセットのICH系に接続する場合
・Intel Matrix Storage Managerのダウンロードはこちら
・リンクが無効の場合はこちらから
JMicronに接続する場合(背面IOコンソールのeSATAコネクタはこちらに接続されている場合が多いです)
・JMicron SATAブリッジコントローラーのドライバのダウンロードはこちら
AHCIの動作に問題がある場合は、PCや自作のBIOS設定でIDE互換モードにしてお使いください。ホットスワップ対応機器であれば、IDEモードでの取り外しも問題なく可能な場合があります。