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更新:2006/11/01

ハードディスクのメンテナンス

概要

ハードディスク超精密機器です。そして、一般的に使用されているものは高性能で価格が優先されたものです。

ハードディスクをいつまでも快適に、安心して使うためのメンテナンスをしましょう。

デフラグ

デフラグハードディスクの断片化を解消してデータを最適な位置に配置します。

断片化するとデータにアクセスするための移動に時間が掛かり、無駄に動作が大きくなるため性能が悪くなり、発熱増大や故障の原因にもなります。

Windows XPには標準でデフラグツールがありますが、これは効率が良くありません。断片化が大きくなってから最適化することになるので、デフラグ自体の動作が大きくなり、ハードディスクが無駄に動作することになります。デフラグのやり過ぎは故障を早めるとも言われています

そこで、私がおすすめするのはDiskeeperです。現在はバージョン10が発売されています。

Diskeeper10では、常に断片化が起きないように監視しています。そのため、標準のデフラグツールのような無駄な動作が発生しません

デフラグバックグラウンドで目立たず実行されています。意識して実行する必要がありません。もちろん、デフラグによるデータ移動中にファイルへのアクセスなどに問題が起きないように動作設計されています。負荷かが掛かっているときは停止する安全設計です。

標準のデフラグツールでは最適化できないデータも最適化できます

バックアップ

データはいつ壊れるか分かりません。ハードディスクドライブが故障していなくても、シャットダウンの失敗や、停電・瞬電・低電圧など電気異常によるデータの不具合はよく起こります

壊れてしまったデータは元には戻せません。そのため、壊れる前に保存するバックアップが重要になります。バックアップをしておけば、データが壊れても、バックアップから復元することができます。

CHKDSK

Windows XPに備わっている、ハードディスクの診断コマンドです。

ハードディスクなどの記録装置のディスク構造を検査し修復します。実行方法はいろいろあり、マイコンピューターのドライブのプロパティーから実行する方法と、コマンドラインから実行する方法があります。説明には主にコマンドラインが用いられています。

スタートメニューのファイル名を指定して実行で、「chkdsk ドライブ文字 /f」とすると、問題があった場合に修復されます。Cドライブを実行するには『chkdsk c: /f』となります。

ノートンシステムワークスなどのメンテナンスソフトを使うと状態を細かく確認したり、必要なドライブを簡単にまとめて検査することなどができます。

S.M.A.R.T.

ハードディスクドライブ自己診断機能です。ハードディスクドライブの状態変化を把握することができます。

おすすめなのはSmartHDD Proで、ハードディスクドライブごとの劣化具合、温度変化、故障予定日を把握することができます。

劣化が多くなって故障が近づいている場合、重要なドライブなら早めに交換し、重要でないドライブはギリギリまで使用するなどの判断材料になります。

S.M.A.R.T.では劣化しても何事もなく時間が経つと元に戻る項目があります。また、劣化しても、そのまま維持されていればすぐに故障に結びつくもではないことがグラフで読み取れます。

劣化していてもドライブよっては当てにならない項目だと判断すれば、それを通知しない設定にすることができます。これは結構重要で、本当に危険な劣化を見落とさずに済みます。信頼できない劣化に隠れて、別の劣化に気づかないで故障なんてことは避けたいですよね。

USB接続などはS.M.A.R.T.が通知されず、劣化具合を把握することが通常はできないのですが、SmartHDD Proでは、アイオーデータのUSB接続ハードディスクの一部が対応しており、USB接続ドライブでも管理することができます。

SmartHDD Proの詳細

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