ハードディスクとは
概要
ハードディスクはデータを保存する装置です。
インストールによりプログラムが実行できるようにしたり、アプリケーションで作成したファイルなどを保存します。
DVDなどに比べて大容量で安く高速なのが特徴です。
ハードディスクドライブには1枚以上の磁気ディスクが使われおり、そこを針状の物で磁気を調べて読み書きを行います。
針とディスクはミクロ単位の隙間があり、万が一接触すると壊れてしまいます。熱による金属の伸縮や劣化による変化にも対応できる超精密機器です。希に誤解されている方がいますが、針は模様を描いているわけではなく、磁力で磁気を変化させたり読み取っています。
ハードディスクの故障原因は衝撃と熱による劣化が主な原因となります。DVDなどディスク単品で保存できるのと違い、とても壊れやすい装置ですので、大切なデータはDVD-Rなどにもバックアップ(コピー保存)する必要があります。
容量と価格
ハードディスクでは技術の向上により1枚のディスクの容量が増えています。
ディスクの密度(1枚当たりの容量)が高くなっても技術が伴っていればコストは高くなりません。技術が伴っていない場合は、製造失敗があるためコストは高くなります。
もっと少ない容量で安いの無いの?と思われるかもしれませんが、80GBで6千円と、160GBで6千円ならどちらを選びますか?
容量が少ないからといって安く作れるわけではなく、大きい容量が同じコストで作れます。そのため、容量の少ないものは次第に製造されなくなります。2.5型や1.8型は小さくて高密度を実現しなければならないため、作るのが難しい大容量ほど価格は高くなります。しかし、3.5型と同じように技術が伴ってくれば大容量が容量の少ないものと同価格になります。
また、3.5型では1台に複数のディスクを搭載することができます。同じ160GBでも、80GBを2枚と、160GB1枚では後者の方がコストが低いため安くなります。しかし、現実には、古い商品を売り尽くしたいですし、性能では後者の方が高くなるので、前者の販売価格がやや安くなります。