SAKURA-PC

桜PCの役立つパソコン情報

~パソコンの購入からトラブル解決や活用まで総合案内するPC講座~
PC情報 ハードウェア電源の選び方
更新:2009/05/26

【購入レビュー】Antec Signature SG-850

概要

Antecの高信頼電源 SG-850を購入しました。

SG-850の背面

製品詳細は代理店のリンクスインターナショナル。内部写真も公開されています。分解すると5年間保証が無効になりますのでご注意ください。

Antec SG-850の特徴

容量:850W 80PLUS BRONZE認証 (効率82%以上)
入力電圧:90~264V対応
NVIDIA SLI テクノロジ認定
5年間保証

SG-850のパッケージ SG-850のパッケージ内部

工場出荷前に検査したチェックシートが付属されています。初期不良の心配はほとんどないと思われます。(配送の衝撃等、出荷後の不良発生の心配は残る)

SG-850の横面

奥行きが180mmあります。PCケース上の仕切りによって取り付けできない場合があります。AntecのPCケースP182ではギリギリ取り付け可能です。

標準ケーブルには、CPU補助の4ピンと8ピン(別々)、SATAが3つ、ペリフェラルが3つにFDDが1つ、PCI-E 8ピン(6+2)が2本、メインのATX24ピン(20+4)で構成。

SG-850の前面

+12Vが4系統で、V1とV2が22AのV3とV4が25A。着脱可能コネクタは+12V3とV4にPCI-E 6ピンが1本ずつ接続可能。標準コネクタと合わせて、ビデオカードにはPCI-E 8ピン(6+2)が2本とPCI-E 6ピンが2本になり、高性能なSLIやCrossFireが可能です。

+12V1には、着脱可能なコネクタが2つあり、SATAが3つのケーブルが2本、4ピンペリフェラルが3つのケーブルが2本、構成に応じて組み合わせが可能。

最小出力は0Aで、20%の出力でも82%以上という80PLUS BRONZE対応ということもあり、消費電力が高くないPCでの利用も無駄は少なく安心です。

SG-650との違い

SG-650は容量650W。

+12Vが3系統しかなく、PCI-E補助電源が8ピン(6+2)が1つと、着脱可能な6ピンが1つのみとなります。つまり、消費電力が大きなビデオカードが1つか、補助電源コネクタが1つだけのミドルレンジのSLIまたはCrossFire対応となります。

大きさは幅150×奥180×高86mm。これはSG-850もSG-650でも同じです。

PCケース Antec P182SEへの接続

P182SEの電源設置場所
Antec P182では電源はPCケースの下後方に接続します。上部に仕切りがあるため、下部はHDDと電源間の空調となります。

ePCSA-650PとSG850の比較

ニプロンのePCSA-650P-E2S-MN、550W(ピーク650W)電源と比較すると、コネクタ部分がはみ出しています。

ニプロンの接続ではコネクタ部分が1段奥にあるためケーブルの出っ張りが少なかったです。

Antec SG-850では標準ケーブルは片方に寄っているため、奥行きは大丈夫でした。

SG850のケーブル接続 結束バンド

モジュラーケーブルは100円ショップでも売られている2mm幅の結束バンドを穴に通し、ケーブルを横に出すような形で止めました。

25mm厚と20mm厚のファン

HDDと電源の間に位置するケースファンは25mm厚から20mm厚に変更すると、スッキリと収まりました。

SG850ケーブルとファンとの隙間 P182SEの背面下部

ケーブルをマザーボードの背面を通す都合上、このような向きにしています。接続できれば上下反対でも問題はありません。

ファンガード

25mm厚を使用し結束バンドも使わない場合はケーブルがファンに絡まるのを防ぐためにファンガードを用いると安心です。ただし、ファンガード分余計に出っ張ることになるので少々辛くなります。

ここではファンガードは使いませんでしたので、別のファンに安全のために取り付けることにしました。

P182SEでのケーブル

ケーブルはなるべく重ならないように広げます。コネクタも縦にならないように気をつけます。それでも、サイドカバーを閉じるのに苦労しますが、足の膝と片腕の肘で盛り上がりを押さえるように抱え込みながらスライドさせて、ねじ止めします。無理な体勢で手足がつらないように注意。

RSS1.0

RSS2.0

Atom0.3

PC情報ハードウェア