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更新:2007/12/14

スピーカーの選び方

概要

スピーカーはサウンドカードなどが作り出した音信号を空気の信号に変えて音を出す装置です。

パソコン用のスピーカーは基本的にアンプ内蔵のものを使用します。アンプとは音信号の増幅装置で、小さな信号で大きな音を出すために必要です。USBオーディオデバイスなどにアンプが内蔵されている場合はアンプなしのスピーカーを使います。

サウンドカードの選び方はこちら

スピーカーの作り

振動板(コーン)の揺れが空気の振動を生み音に変わりますが、経が小さいと高音が、大きいと低音が作り出しやすくなります。一つの振動板ですべての音を担当するフルレンジの他、2つに役割分担させた2ウェイや3つに分けた3ウェイもあります。どこの音で分けるかはクロスオーバー周波数で表します。

低音部に振動板の裏側に発生した空気の振動を利用したバスレフなどの構造を持つものもあります。

キャビネットは安いスピカーではプラスチック、高価なスピーカーでは木製キャビネットが使われます。プラスチックでは音が軽く反射してしまい、軽い音になりがちです。

アンプ内蔵スピーカーではアンプの作り・品質が悪いとノイズが増えたり音が狂いやすくなります。また、どこまで大きな音にできるかにも関わってきます。ただし、音量はアンプだけでなく振動板なども関わってきます。無理に信号を大きくしすぎると振動板が耐えきれずに破けてしまいます。

ボリューム調整ツマミの他に、高音や低音を独立して好みの量に調整できるツマミを持っている物もあります。

サブウーハーやスーパーウーファー重低音専用のスピーカーです。低音は音の位置が判断できなくなるため、机の下など好きな位置に置くことができます。

最大出力は出せる音の大きさに影響します。単なる最大出力では音が割れても大きければ数値が大きくなります。実際の使用で使える出力は実用最大出力で表します。(実用最大出力が表記されていないこともあります。)音が崩れない範囲が実用最大出力で、音が崩れても再生できる範囲が最大出力です。

周波数範囲は表現できる音の幅を表します。数値が小さいほど低音が、数値が大きいほど高音がより豊かに表現できます。

防磁設計が無いとモニターに悪影響を与えて表示が歪んでしまいます。基本的に、パソコン用のスピーカーは防磁設計になっていますが、輸入物など防磁設計が無いこともあります。

パソコン用のスピーカーでは卓上に設置されることが多く、小さなスピーカーでも良い音が出せるように開発されています。数値では表せない部分も多いので、メーカーのこだわりを知った上で選びましょう。

接続ケーブルを品質の高い物に取り替えることでも音が良くなることがあります。

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