インターネット・カフェの危険性
概要
インターネット・カフェとはインターネットが利用できる喫茶店です。
パソコンを持っていなくても、インターネットを利用し、様々なサービスを受けることができます。
オンラインゲームのプレイ、銀行の振り込み、株取引などなど。
誰にでも気軽に利用することができますが、逆にそれは多くの危険性も生み出しています。
危険性
インターネット・カフェのパソコンは個人のパソコンではありません。社員など特定の人たちでもなく、一般のお客という不特定多数の人が利用します。これは、犯罪に利用されても犯人を特定することが難しいことを意味します。
インターネットの様々なサービスはIDとパスワードによって管理されているため、4桁の数字だけで管理されている銀行のATMなどよりもセキュリティーがかなり高くなっています。
しかし、そのIDとパスワードが他人に分かってしまうと、セキュリティーは全く意味なくなってしまいます。
IDやパスワードは後で誰かが覗き込むようなことをしなくても、利用者が使い終わってから次の人が簡単に調べることもできてしまいます。その理由は、多くがIDとパスワードをパソコンに保存してしまうことが原因になっています。
また、サービスにログインしたまま席を離れれば簡単に悪用できてしまいます。
悪用される原因
サービスのログイン情報をパソコンに保存してしまう
他人があなたの情報でそのサービスを利用できてしまう恐れがあります。IDとパスワードなどをパソコンに保存しないようにしましょう。
スパイウェアが実行されている
前にそのパソコンを使用した人が、悪意のあるソフトを使い、後から使う人の情報を盗むことも考えられます。不振なソフトが動作していないか確認しましょう。
利用の心得
信頼が大切
再起動の都度、パソコンの変更がリセットされるように運営されていれば、使用した人の情報が残らず安心です。
背後に注意
背後から誰かにのぞき込まれていないか注意してください。隠しカメラにも気をつけてください。
金融関係は利用しない
情報が盗まれた場合にとても辛いのが資産を盗まれる金融系です。金融系のサービスは自分のパソコンを使うようにしましょう。現在はインターネット程度の利用ならとても安いパソコンでも十分使えます。
危険の回避
これらの危険から守る方法は、ネットカフェではIDなどの個人情報を入力しないのが一番です。しかし、それでは利便性も損なってしまいます。
まずは、不振なプログラムが起動していないか、タスクマネージャやタスクトレイを確認します。セキュリティーソフトが停止していないかも確認しましょう。
個人情報は絶対に保存しないことです。インターネット上のサービスを利用し終えたら必ずログアウトしてからブラウザを終了させます。
利用を終え立ち去る前には、インターネットの履歴やキャッシュ(一時ファイル)とクッキー(Cookie)を必ず削除します。こうすることによってあなたが使った形跡がブラウザから削除されます。
InternetExplorerでの手順はメニューバーからツール→インターネットオプションです。そこから『Cookieの削除』『ファイルの削除』『履歴のクリア』を実行することで、ブラウザに保存された情報を削除することができます。